2017年6月9日

【体験授業】一般英語コース at TAFE SA

最終更新日:

150以上のコースを提供している南オーストラリア州立専門学校、TAFE SAの付属語学学校で体験授業を受けてきました。現在TAFE SAの語学学校では、およそ100名の生徒さんたちが英語を学ばれています。TAFE SAのキャンパスはいくつかありますが、語学学校はシティーキャンパスの中にあります。



TAFE SAの語学学校では、一般英語コースの他にも進学を目指すアカデミック英語コースやIELTSコースが開講されています。


立地


当社オフィスから徒歩7分のところにTAFE SAシティーキャンパスはあります。語学学校だけではなく、専門コースも開講されているキャンパスなので、とても大きくて綺麗なキャンパスです。徒歩圏内にはランドルモールやチャイナタウン、バス停、トラム駅そしてアデレード駅もあるのでとても便利な立地です。




今回私は一般英語コースのUpper Intermediateという中上級のクラスを体験させていただきました。Upper IntermediateクラスはIELTS4.5に相当します。


このクラスでは14人の学生さんたちが英語学習に励んでいらっしゃいました。クラスの国籍は中国、韓国、香港、マレーシア、インドネシア、ベトナム、イタリアそして日本の8ヵ国という国際色豊かなクラスでした。この15人の学生さんのうちの5人が日本の方たちで、当社のお客さまも4人いらっしゃいました。

みなさん他の国のクラスメイトさんたちと楽しそうにお話しながら授業を受けられていましたよ。



授業内容




今回授業を担当してくださったのはスザンナ先生です。写真からもわかる通り、学生のみなさんはとても真剣にスザンナ先生のお話を聞いていて、とてもよい授業態度でした。


1.リスニング

はじめの授業内容はリスニングです。スザンナ先生が流すコンピュータウィルスについてのビデオを見て・聞いて問題に答えるという授業内容でした。



このようなビデオ内容に沿う穴埋め形式の問題が配られ、ビデオを見ながら回答していきました。一文が結構長い問題が多かったので、なかなか難しい問題ではないかなと思います。

全員一通り問題を回答し終わったら、スザンナ先生がもう一度ビデオを流しての答えあわせです。ビデオの早口で喋っている部分も、スザンナ先生がゆっくり喋りながら教えてくださったのでとても分かりやすかったです。

ビデオに出てきたアカデミックではない砕けた英語の言い回しについての説明もしてくださったので、実際にネイティブの方と喋る時にとても役に立つ授業内容だなと思いました。例えば、今回はコンピュータウィルスについての内容だったので、”Dodgy links”という英語がたくさん出てきました。

Dodgyというのは「怪しい・信用できない」という意味で、イギリス英語のスラングだそうです。私もよく会話の中で使っていますが、イギリスのスラングということは初耳でした。このように日常会話で役立つ情報も授業内で学べます。


2. 宿題チェック:プレゼンテーションの練習

みなさんもうすぐ個人プレゼンテーションを控えているようで、前日の宿題はプレゼンのトピックを決めるということだったようです。まずトピックをすでに決めてきた人と、まだ考え中の人たちに別れてグループワークをしました。



トピックを決めた人たちは自分が考えてきたそのトピックに沿ったストーリーを、グループの方たちと発表しあっていました。みなさんとても真剣に発表・聞かれています!1人も静かでなにも発言しない方がおらず、とても積極的にグループ内で発言されていたのでいいクラスだなと思いました。

プレゼンテーションの手順も全てプリントが配られて確認できるようになっていたので、分かりやすくていいなと思いました。



これからは宿題でプレゼンテーションのパワーポイントの作成や、クラスで議論できる問題を考えてくるようです。このような練習はTAFE SAの語学学校終了後に、進学を控えている方たちにとってはとても大切なことになると思います。

語学学校のうちにプレゼンテーションの手順や発表に慣れておくことができるのは、とても大切なことです!


体験授業の感想


TAFE SAの語学学校終了後の進路はみなさん別々ですが、全員がとても真剣に授業を受けられていたのが印象的です。同じ国籍のクラスメイトがいるものの、みなさん違う国籍の方の近くに座るようにしていたのも、とてもいいことだと思いました。英語を学ぶという意識が高いんだなと感じます。

また、中上級のレベルからプレゼンテーションの練習を開始できるのは、今後進学を控えている、または進学してみたいなと考えている方たちにはとてもいいことだと思いました。プレゼンテーションはとにかく慣れるのが大切だと思うので、英語が中上級レベルの内からプレゼンテーションをマスターできれば、英語力が更に身についたときには素晴らしいプレゼンテーションができると思います!

ここで私が思うTAFE SA付属語学学校の魅力を4つご紹介します。


TAFE SA専門コースの学生と同じキャンパス


TAFE SA自体は語学学校ではなく、南オーストラリアの州立専門学校です。語学学校があるシティーキャンパスでも専門コースが開講されているため、語学学校にいながらでも現地の専門学生と同じキャンパスライフを送ることができます。



もちろん、現地の学生が利用する図書館やキャンパス内のカフェも利用可能です。現地の専門学生と同じキャンパスにいることによってネイティブの方とお話する機会も増えますし、なにより英語学習へのモチベーションが上がるのではないでしょうか。





毎週宿題があるなど、勉強をする環境が整っている


TAFE SAの語学学校では、毎週宿題が出されます。宿題の内容は週によって異なりますが、プレゼンテーションを控えていればプレゼンテーションの準備、またはオーストラリアのラジオやショートビデオを聞く・観るなどの宿題もあるそうです。



今回学生のみなさんが取り組まれていたプレゼンテーションのトピックは、こちらのウェブサイトから選んだものです。「ABC ウェブサイト」ニュースを分かりやすいショートビデオにまとめたものを鑑賞できるウェブサイトです。スザンナ先生も本当の英語を聞くことができるからオススメ!とおしゃっておられました。


無料で参加できる英語クラス







英語が母国語ではない人たちに英語を教えるTESOLという資格を取る勉強をしている生徒さんたちが、実習の一環として無料の英語クラスを開催されています。英語の勉強時間を増やしたい!と思っている方などが無料で参加することができます。



パスウェイ制度が充実


TAFE SAのEAPコースと呼ばれる進学準備コースへ入学すると、TAFE SAの専門コースへIELTSの試験なしで進学することが可能です!将来オーストラリアの学校で専門的な知識や技術を学びたいと考えている方にはぴったりなコースだと思います。

また、専門コースでディプロマを取得後は南オーストラリア州の大学の2年次への編入も可能です。大学を1年次からスタートするよりもTAFE SAでディプロマを取得後、大学へ編入という流れの方がコストも抑えられます。



TAFE SA語学学校おすすめまとめ


パスウェイコースが充実しているなど、進学を考えている学生さんにはオススメの学校です。語学学校にいるうちからプレゼンテーションなどの練習もするので、進学後は必須になるプレゼンテーションも心配いりません!

ただ”英語力を伸ばしたい”と思っていらっしゃる学生さんにはおすすめし難い学校ではありますが、現地の専門学生と同じキャンパスなので、ローカル環境で英語を学びたい方にぴったりな学校です。図書館は夜遅くまで利用可能ですし、通常の英語クラス以外にも無料で参加できる英語クラスも開講されていますよ!