2021年1月8日

オーストラリアでの歯科治療の保険について

最終更新日:

留学前に「現地で虫歯になったり、被せものが取れたらどうしたらいいですか?」というご質問や「歯科治療の保険ってないですか?」とご相談頂くことがあります。

前提として、オーストラリアの歯科治療はとても高額です。そのため、ご留学前に歯科検診を受けて頂くこと、また現在治療中の方は治療を終えてから留学されることを強くお勧めしています。
しかし、今は問題なくても長期のご留学で「やはり現地で何かあったら心配だ・・・」という方もいらっしゃると思いますので、歯科治療の保険についてご紹介します。

海外旅行保険を利用する(ワーホリビザ・学生ビザの方)

弊社が取り扱いしているAIG損保を始め、いくつかの保険会社では、歯科治療費用補償特約などがあるものもありますが、多くの保険会社が全額ではなく治療費用の50%までしか保険金として支払われません。また保険金の上限を設定している保険会社も多く、AIG損保では「費用額の50%、かつ10万円限度」という制限がありますので、例えばですが、歯科医院にて10万円のお支払いだった場合、被保険者の負担が5万円、保険金として5万円がでる、という形となります。
そのため、海外旅行の歯科治療補償をつけていても、日本にご帰国頂いて治療されたほうが安く済むこともあります。
また、待期期間が90日あり、お申込みから3ヶ月間は保険が適用されませんので、その点もご注意頂く必要があります。

OSHC Exstrasを利用する(学生ビザの方のみ)

学生ビザの方はOSHC(留学生健康保険)のご加入が必須ですが、OSHCには歯科治療費はカバーされていません。
歯科治療の補償もつけたい場合、現地に渡航後、OSHC Extrasにてご自身でプランを変更し保険の適用範囲を変更頂くことが可能です。
こちらも多くの保険会社が待期期間を設定しており、お申し込みから2ヶ月は保険適用されない場合が多いので、ご注意ください。

歯専用の保険に加入する(ワーホリビザ・学生ビザ)

オーストラリアには歯専用の保険があります。
https://www.smile.com.au/
この保険はオーストラリア全土に2,500ほどある契約済みの歯医者であれば、最大40%までカバーしてもらえる保険です。
一番の特徴は待期期間がないことです。例えば、今日歯が痛くなり、明日歯医者に行こうとした場合でも、当日中に加入すれば保険を利用することができます。

日ごろからメンテナンスをしましょう

日本だと保険適用で数千円で済む治療が、オーストラリアを含め海外で同様の治療をすると、数万円、さらには10万円以上するということも当たり前です。そう考えると日本の歯科治療は恵まれていますね。
日本でしっかりと治療を済ませて渡航し、現地では歯の健康を維持できるよう、当たり前ですが毎日の歯磨きや、だらだら食べをしない、甘いものなどを食べたら水を飲んで流すなど、できるだけ気をつけるようにしましょう。