2013年8月5日

お子様のオーストラリア大学進学!!

最終更新日:

夏本番。

高校2年生は卒業後の進路に向けて考え出し、高校3年生は受験に向けてエンジンがかかってくるシーズンではないでしょうか。

高校生のお子様を持つご家族の方も、大学進学はお子様の人生の一大イベント、どこの大学に進学をするかを一緒になって考えていらっしゃるかと思います。親御さんは、大学後の就職も意識されて、大学や学部選びのアドバイスをされているのではないでしょうか。

お子様の大学選びなのですが、これからのキャリアを考えて、オーストラリアの大学進学から将来を創ることを考えてみてはいかがでしょうか。

現在の企業の採用動向を見ていますと、日本に来ている留学生の求人枠や、留学した日本人の求人が着実に増えてきており、日本人大学生の苦戦が目に付きます。現在高校生のお子様が大学を卒業して、就職活動を開始する3年~4年後には、さらにこの傾向が拡大していくものと予想されます。

これからは、英語ができるだけでは充分ではなく、英語で何ができるかが重要となります。

そこで、教育水準が高く、治安がよく、そして、様々な国の人たちが集うオーストラリアの大学で、将来のキャリア形成を考えてみてはいかがでしょうか?

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オーストラリアの大学


オーストラリアの大学数は、日本の783大学の5%、39大学しかありません。少ない大学が、それぞれ工夫を凝らして、クオリティの高い教育を提供しています。QS世界大学ランキングでは、39大学中7大学が100位以内にランクインしています(日本は783大学中6大学が100位以内となっています)。

オーストラリアのトップ大学は、Group of 8(グループ・オブ・エイト)と呼ばれ、日本での東京大学、京都大学、大阪大学、といったような位置づけとなります。ただ、順位が上の大学がよいかと言えば、一概にそうとは言いきれないことが、オーストラリアの大学の特徴です。大学によって得意分野がそれぞれ異なるため、お子様の学びたい分野に合わせて、大学選びを行うことになります。

オーストラリアでは、多くの大学が1年2セメスター制を取っており、2月と7月の年2回入学があります(大学や学部によっては、3セメスター制や年1回入学や3回入学のところもあります)。

日本の高校を卒業して、いつの入学を目指すかによって、留学プランが異なります。

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大学への進学方法


日本の高校を卒業して、オーストラリアの大学を目指す場合、日本とオーストラリアの教育システムの違いから、ストレートに大学に入学することができないケースがほとんどです。その場合、大学前に、一つ別のコースを受講することになります。

オーストラリアの大学に進学するには、主に下記3通りがあります。

①ファウンデーション経由
ファウンデーションは大学準備コースと呼ばれ、日本の大学1年に相当します。オーストラリアの大学は、基本的に3年制で、大学1年から専門科目を学びます。

オーストラリアでは、日本の大学1年の一般教養に当たる科目は、高校の間に終わらせます。そのため、日本の高校を卒業して進学をする場合は、ファウンデーションコースで一般教養科目を学び、大学での勉強に備えます。

②ディプロマコース経由
ディプロマ(Diploma)は、学士号の一歩手前である準学士号と呼ばれており、日本での専門学校の位置づけの学校で開講されています。

ディプロマコースの期間は8ヶ月~2年ほどと学校や学部によって異なり、入学条件を満たすことができれば、日本の高校卒業後ストレートに入学することができます。ディプロマコースのメリットは、大学の2年に編入することができます。最短で2年8ヶ月で大学を卒業することができるため、時間と費用を節約することができます。

ディプロマコースから編入できる学校や学部は限られていますので、全ての進学オプションで使えるわけではないことにご注意下さい。

③アソーシエート・ディグリー経由
アソーシエート・ディグリー(Associate Degree)は、日本にはない資格ですが、大学の2~3年に編入ができるオプションです。

アソーシエート・ディグリーも、入学条件を満たすことができれば、日本の高校を卒業してストレートに入学をすることができます。期間は2年程となり、学費も通常の大学のコースよりも抑えることができますので、2年のアソーシエート・ディグリー+1年の大学で、合計3年で大学を卒業することも可能です。

アソーシエート・ディグリーで3年編入ができる大学、学部は、ディプロマ経由のものよりも限られた数しかありませんので、ご注意下さい。

どの進学を方法も、メリット、デメリットがあります。また、大学によっては、上記コースを経由しなくても進学ができるところもあります。ご希望の大学や学びたい分野等によって、お勧めの進学方法が変わって参りますので、個別にご相談下さい。

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大学の合否判定


オーストラリアの大学には、基本的に入試はありません。大学の合否は、高校の成績と英語力で決まります。入試による一発勝負ではありませんが、高校での勉強のがんばりが、直接合否に結びつきます。また、成績次第では、大学から無返済型の奨学金を受け取ることができます。

英語力に関しましては、IELTS(アイエルツ)やTOELF(トフル)といった英語試験を英語力証明として使うことができます。残念ながら、日本で主流のTOEICは、英語力証明として使うことはできませんのでご注意下さい。

オーストラリアの合格の種類には2通りあります。

それは、入学許可と、条件付入学許可です。

入学許可は、合格を意味しますが、条件付入学許可は、何かが条件を満たしておらず、その条件を満たせば入学許可になることを意味します。高校がまだ修了していないうちに出願をして、卒業証明書と最終成績の提出が条件になっていたり、英語力が足りず条件付入学許可になるケースがあります。

逆を言えば、高校を卒業する前や、英語力条件を満たす前(英語力証明試験を受ける前)に出願をすることもできます。



英語力が足りない場合


英語力が足りずに条件付入学許可となった場合、2通りの方法で英語力条件を満たすことができます。

一つは、日本でご自身でがんばって英語力をアップさせて頂く方法。もう一つは、その大学の付属や提携の語学学校へ行く方法です。

大学付属や提携の語学学校には、進学英語コースやブリッジングーコースといったような英語コースが開講されています。このコースを必要な成績を取って修了することができれば、IELTSやTOEFLといった英語試験がなくても、進学をすることができます。

日本で英語力をアップさせることは、コストを抑えるにはよい方法と言えます。ただ、オーストラリアの大学で使うのは、アカデミック英語です。そして、日本の高校ではアカデミック英語を教えてくれません。アカデミック英語を学んだことのない方が、いきなり大学の授業を受けると、授業の内容以前に英語面で困難な状況に陥ってしまいます。

授業についていくことができず、単位を落としてしまうと、結果的に出費が多くなってしまうため、英語力条件を満たしたとしても、語学学校でアカデミック英語を学ぶことをお勧めします。



オーストラリアの大学進学に向けて


オーストラリアの大学での勉強は、日本の大学に比べてはるかに大変です。

その分、将来に向けてのスキルや知識をしっかりと身につけていくことができます。

大学や学部はどうするか、どのような進学ルートがよいのか、語学学校に行くか行かないか等、お一人おひとりプランニングが異なります。

オーストラリアの大学進学も、夏から本番。

お子様と一緒に、オーストラリアの大学にチャンレジしてみませんか?

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