2025年5月12日

ブリスベンから日本の選挙に参加する!在外選挙人の登録・投票方法

最終更新日:


留学生やワーキングホリデーでオーストラリアに滞在中、投票に行けない、日本の政治に参加できない…と思っていませんか?

実は、「在外選挙人登録」を行えば、海外からでも日本の国政選挙(衆議院・参議院)に投票することができます

実際に私も7月にある参議院議員選挙に向け、選挙人登録を行なってきました!

この記事では、ブリスベンから在外選挙人登録をして、実際に投票するまでの流れを3つのステップでわかりやすくご紹介します。

STEP 1:在外選挙人名簿への登録申請をする

選挙に参加するには、「在外選挙人名簿」への登録申請が必要です。
ブリスベン、ゴールドコースト、サンシャインコースト在住の方は、在ブリスベン日本国総領事館が窓口です。




登録の条件
  • 日本国籍を有していること
  • 18歳以上であること
  • 海外に3ヶ月以上継続して居住される方
  • 住民票を日本の市区町村から除票している方(海外転出をしている)

必要なもの
  • 日本のパスポート
  • 日本での最終住所地
  • 本籍地の住所
  • 在留届を提出して3ヶ月に満たない方:現地住所を確認できる書類(例:賃貸契約書、公共料金の請求書など)

注意:申請後、登録が完了するまでに約1〜3ヶ月かかるので、時間に余裕を持って登録を行いましょう。私は登録後1ヶ月ほどで届きました!


在ブリスベン日本国総領事館所在地:Level 17, 12 Creek Street, Brisbane


17階へのエレベーターは、1階の奥にあるものを利用してください


STEP 2:在外選挙人証を受け取る

登録が完了すると、「在外選挙人証(ざいがいせんきょにんしょう)」という書類が1〜3ヶ月内に発行されます。これが海外から投票するために必要な証明書です。



在外選挙人証は、申請した日本総領事館に届きます。

直接受け取りに行く、もしくは自宅への郵送が選べました。

直接受け取りの際はパスポートなどの本人確認書類が必要です。受け取りとともに、実際の投票の仕方を教えてもらいます。


注意:「在外選挙人証」は大切に保管してください。以後の投票で毎回必要になります。


STEP 3:選挙期間中に投票する

選挙が実施される際は、海外にいる有権者も下記2つの方法で投票ができます。

① 在外公館投票(総領事館などでの投票)

在ブリスベン日本国総領事館で直接投票することができます。
選挙のたびに、投票期間や受付時間が発表されるので、総領事館のホームページやメールマガジンで確認しましょう。
投票時には在外選挙人証とパスポートを持参しましょう。


② 郵便投票

在外選挙人証を使って、日本の選挙管理委員会へ郵送で投票用紙を請求し、自宅で記入後、日本に返送する方法です。

1. 投票用紙の請求
まずは登録されている市区町村の選挙管理委員会に投票用紙を請求します。

投票用紙請求書に必要事項を記載し、必ず「在外選挙人証」を同封し、在外選挙人証に記載されている、あなたが登録されている市区町村の選挙管理委員会に郵送してください。

総務省 投票用紙等請求書


2. 投票用紙への記載

投票用紙が届いたら、選挙日が発表された日の翌日以降に、投票用紙への記載をしてください。


3. 投票用紙を郵送

投票用紙は投票用紙と一緒に送付される投票用封筒に入れて封をし、投票用封筒に必要事項を記載します。更に送付用の封筒に入れて封をし、在外選挙認証に記載された市区町村の選挙管理委員会宛に郵送してください。


注意:

①投票所閉鎖時刻までに投票所に到達しても、以下の場合には投票は受理されないため気をつけてください。
・投票用封筒に署名がない場合
・登録申請時等の署名と照合して本人の署名であると確認できない場合 等

②この方法は請求→交付→投票→日本に届くまで時間がかかるため、選挙日が発表されたらできるだけ早く手続きを始めるのがポイントです。

投票用紙は任期満了日の60日前(衆議院の解散があった場合は解散日)から交付が始まりますが、交付開始の前でも請求することができますので、早めの請求をしておきましょう

まとめ

海外にいても、日本の未来に関わる大切な選挙に参加できます!

留学やワーキングホリデーで長期滞在される方は、在外選挙人登録を行っておくと安心です。

「また帰国してからでいいや…」ではなく、今いる場所から日本の政治に声を届けませんか?

在外選挙についての最新情報は、在ブリスベン日本国総領事館の公式ウェブサイトをご確認ください。

また他州であっても選挙に参加するには同じ流れになるので、他州の方はお住まいの地域の日本領事館ホームページをご確認ください。