【体験談】エアラインへの就職を目指して、パースで留学中!

前川 恵里さん 2019年1月18日



ナビタス・イングリッシュ・パース校でケンブリッジ英検CAEコースを受講された前川恵里さん(Ms.Eri Maekawa)さんの体験談です。2019年2月からは、TAFE WA(州立専門学校)でアビエーション(キャビンクルー)のコースを受講されています。

パースへ留学をしたきっかけ

元々家族がカンタス航空の日本人スタッフとして働いていた事もあり、小学生の頃に1ヶ月半ほど、パースに家族で遊びに来た事がありました。

私はまだ小学生だったので、英語もまともに話せなかったのですが、コテスロービーチでできたイギリス人の友達、パースの美しい街並み、いろんなところに公園やビーチがあって、幼心にとても強く印象に残った場所、それがパースでした。一言でいうと、『パースに恋に落ちた』そんな感覚をずっと持っていて、留学をするならまたパースに帰りたいと思っていました。



そしてパースで出会ったシンガポール人の友達が、ジャンダコットの飛行場でパイロットコースを勉強していました。彼から航空業界の話や、飛行機の話を聞いて、自分も航空業界で働きたい、できるならたくさんの人と出会えるような仕事をしたいと思い、キャビンクルーとして就職したいと思うようになりました。

この頃の私は、将来どんな仕事がしたいのか、何が自分のやりたい事なのかがわからずにいたので、彼との出会いが私の今後の進路を大きく変えたと思います。



航空業界に就職するという事は、高い英語力、インターナショナルに働ける知識が必要だと思い、すでにケンブリッジ英検のFCEは取得していましたが、目標はもう一つ上のレベルのCAEの取得。そしてTAFE(西オーストラリア州立専門学校)でアビエーション(キャビンクルー)のコースを受講する事を目標に、パースに留学する事を決めました。



CAEコースで戦う毎日


ナビタスではIELTSコース、ケンブリッジ英検CAEコースをメインに受講しました。CAEコースの国籍割合は、スイス、ドイツ、ブラジル、スペイン、フランス、日本から来た学生が同じクラスにいました。

特に仲の良かったスイス人のクラスメートのファビオは、いつもテストで高得点。このクラスの学生は全員仲が良くて、授業中はみんな必死に勉強をしましたが、授業の合間にはみんなで近くのレストランにピザを食べに行ったり、BBQパーティー、ハウスパーティーをしたり、一緒にペンギンアイランドにも行きました。



またクラスを担当してくれたアンドレア先生もとても熱心な先生で、生徒を絶対合格させたいという気持ちをとても強く持ってくれている先生でした。卒業式の時は、みんなで泣いて先生にプレゼントも渡したくらい、感謝をしている先生です。


クラスメートとピザを食べに。

授業内容は、月曜日がリスニング、火曜日がライティング、水曜日がUse of English、木曜日がリーディング、金曜日がスピーキングと決まっていて、本試験の2週間前には本試験を受けるパートナーとなるべく本番に近い環境で本試験の練習を何度もしました。私のパートナーになったルーマニア人の女の子がとても意志の強い子で、自分の意見ははっきり言う、疑問にはとことん突っ込むという子だったので、何度もその子から『受け身すぎる』、『もっと自分の意見を言った方がいい』とアドバイスを受けました。


ナビタスの授業中

個人的に一番きつかったのは、クラスメート全員の前でするスピーキングの練習です。まずは一般的な質問、そして写真を3つ見比べて1分間写真について答えるという問題、最後にパートナーと一緒に与えられたトピックについての意見交換です。

これをすべての人が同時に行うのではなく、クラスメート全員の見ている前で一人ずつ行うという事を毎週しました。大勢の人に見られているという緊張から、毎回頭がパニックになりました(なぜか私はいつも優等生のファビオの後・・)。でもこの時の練習によって、かなり度胸がついたと思います。



CAEのクラスでは、ライティングやリーディングの宿題がよくでました。課題は翌日に必ずチェックされるので、毎日学校帰りにシティのState Library(州立図書館)で課題をやるのが私のルーティーンで、4階の端っこの席が私の特等席でした。

またナビタスでは、CAEコース以外にIELTSコースも受講をしました。担当のノラ先生はいつも生徒想いで、質問をした時もとても丁寧に答えてくれる先生でした。授業の内容はCAEコースと似ていて、模擬テストは毎週あり、木曜日はスピーキングの授業だったのですが、クラスで円になって向かい合い、1人2分間与えられたトピックについて話すという練習をしました。ただトピックはケンブリッジの形式とは違い、そんなに堅苦しいものではなく、ベストフレンドについてや、家族との思い出など、聞いていて楽しい内容が多かったので、とても好きな授業でした。



現在はアビエーションコースで奮闘中!


現在はナビタスを卒業し、TAFEのジャンダコットキャンパスでCertificate III in Aviation(Cabin Crew)を受講しています。海外留学生は私ともう一人の女の子の二人だけで、あとは全員ローカルのオーストラリア人の学生ですが、毎日がとても楽しく、充実しています!このコースを卒業したら、キャビンクルーとしての就職活動をして、やりたい仕事につく事が私の目標です。



これから留学へ来る方へのメッセージ


留学で学べる事は、本当に来てみないとわかりません。好きな事、やってみたい事をまずは見つけること。それが見つかったら、そこに踏み出す勇気を持つ事がとても大切だと思います。

私もパースでたくさんの人と出会いました。クラスメート、オーストラリア人の友達、マードック大学のダイビングサークルにも参加しました。自分の趣味や、日本でできない事、色々な事にチャレンジをしたからこそ得られた物がたくさんありました。パースで出会った人との繋がり、ここで経験した事は、一生忘れる事はありません。