【体験談】失敗を恐れず挑戦!休学留学で学んだこと

松本駿平さん 2019年11月19日


日本の大学を半年間休学し、シドニーに留学された松本駿平さん。Navitas English Hyde Park(ナビタス・イングリッシュ・ハイドパーク)校の一般英語コースへ2週間通われた後、ケンブリッジ試験対策コースへ12週間通われました。

オーストラリアでの生活を通して英語以外にも学びがあったそうです。
留学への一歩がなかなか踏み出せずに悩んでいる方、今現在留学生活に息詰まってしまっている方に是非とも読んでいただきたい体験談です!




留学のきっかけは「英語を話すことへの憧れ」


兄が休学留学を経験していて、家族で旅行へ行った際に英語が堪能な兄の姿を見て、自分もいつか留学をしたいと思っていましたが、大学生活を送るうちにサークル活動やアルバイトなどの目の前のことに夢中になっていき、留学の時期を逃してしまっていました。

そしていざ就職活動を目前にした時、やはり大学在学中に留学するという夢を諦めきれず、大学4年生の春、遂に半年間休学の留学を決心したのです。

大学で所属していた国際交流のサークルにて出会ったシドニー出身の留学生と仲良くなったこともあり、留学都市をシドニーにしました。
実際にシドニーに来てみて、都会的な中に緑も多くて、海も近いし、程よく便利で住みやすい街だと思います。




シティライフと自然の両方を楽しめるキャンパスロケーション


学校選びは正直言って直感でしたが、決め手になったのは、シティの中心部にあることと、同じ建物内に大学があることでした。

同じ建物内に別の学校があれば、何かそこからコミュニティが生まれたり、もっと色々な人たちとの関わりができるのではないかなと思ったからです。

キャンパスはシティの中心部にあるので、シティライフが満喫でき、尚且つハイドパークという大きな公園がすぐ目の前にあるので、自然も十分楽しめます。

学校のアクティビティの一環でランチタイムにヨガやメディテーションに参加し、授業の合間に息抜きをすることもできます。
Navitasでは毎日何かしらのアクティビティーがあったので、勉強だけでなく、体を動かす機会や、友達作りの機会も多くあり、留学生活にメリハリをつけることができました。




2つのコースを受講して感じたコースの違い


一般英語コースは、スピーキング中心の授業だったので、とにかくよく喋りました。
クラス内で他の生徒たちと会話するのが好きだったので、一般英語コースでの2週間はとても充実したものとなりました。

自分の場合、学校で習ったことを実際に使ってみるというよりは、自分で予め調べておいた英語表現を実際にクラスの中で使ってみて、それに対して先生からアドバイスをもらい、徐々に自分のものにしていくというスタイルで英語を勉強していきました。

それぞれのシーンにおいて自分で調べた英語表現が適切なのか、先生を前に試してみたり、とにかく授業中は喋ることを心がけました。その甲斐あって先生からは「You are full of beans!」とよく言われていました。
クラスメイトは12人くらいで、国籍はコロンビア、ブラジルなど、南米の生徒が多かったです。その他にも、スペイン人、韓国人がいて、日本人は自分以外に2人でした。

一方で、ケンブリッジ試験対策英語コースは、問題演習を中心に授業が進み、イディオムや単語をひたすら覚えていきます。

スピーキングテストの練習ももちろんあるのですが、日常的な会話というよりはもっと形式ばっていて、あくまでも試験のためのスピーキング練習という感じでした。
文法の授業もありましたが、一から学ぶというよりは、「試験のために学び直す」という授業になるので、ある程度英語の基礎ができている人にオススメなコースです。

ケンブリッジ試験対策英語コースは、留学中何か目標が欲しい、英語の資格を取得したいという人にはぴったりなコースだと思います。




英語学習をサポートしてくれる学校スタッフと充実した校内設備


授業中に自分が間違った表現をすると、先生が絶妙なタイミングで適切な表現に直してくれる環境でした。
その時々のシーンでより適切な言い回しや単語を具体的に教えてくれるので、より実用的な表現を学ぶことができます。

みんなの前で間違えを直してもらえたことで、より強い印象として自分の頭の中に残り、結果、それを自分のものにすることができるので、恥ずかしがらずにトライすることが大事です!Navitasの先生たちは皆親切で、親身になって英語学習をサポートしてくれます。

授業以外では図書室のスタッフであるキースさんによくお世話になっていました。
学校の図書室には一般図書だけでなく、英語の参考書もとても充実していたので、自分の苦手分野を克服するための英語の参考書を探したり、キースさんオススメの本を紹介してもらうなど、図書室を利用する機会は多かったです!
前に自分が探していた本をキースさんは覚えてくれていて、入荷した時に教えてくれるなど、とてもフレンドリーで優しい方でした。

その他にも、Behind The Newsという子供向けのニュース番組のスクリプトが定期的に図書室に入荷するので、それをよく借りて勉強していました。
パソコンでニュースを聞きながらスクリプトを読むなど、図書室には本だけでなく、英語教材も揃っていたので自己学習をするのにも最適な環境でした。




失敗はたくさんした。その時の悔しさや敗北感が自分を成長させてくれる


もともと野球が好きで、留学中の目標の一つにローカルの野球チームに所属するというものがありました。

オーストラリアに到着してから1ヶ月くらい経った頃、Facebookでローカルの野球チームを見つけたので、緊張しながらも、すぐにトライアルに行ってみました。

そしていざチームに所属してみると、野球はできるものの、チームミーティングの際の英語が聞き取れない、単語すら拾えない自分の英語力にとてもショックで、大好きな野球が全く楽しめていないことに気づいたのです。

その悔しい気持ちをバネにもっともっと頑張って英語を勉強したり、チームに馴染めるように、自分ができることは色々とやってみました。
例えば、チームが勝った時に歌う歌を覚えるために、歌を録音して歌詞を書き出し、それをひたすら覚えてみるなど、チームに少しでも早く馴染めるように自分自身でできることからやってみました。

他にも、親切なチームメイトがミーティングの内容を要約してくれたりして、周りにも助けられながら、そのうち自然と野球が楽しめるようになりました。試合後にチームメイトと一緒にパブに行ったり、1泊2日の野球兼飲み会合宿に誘ってもらうなど、楽しかったですね。

ホストファミリー、学校の先生、親切な野球のチームメイト、自分の英語をからかう野球のチームメイトもいましたが、留学中に関わった全ての人たちが、自分の英語力を伸ばしてくれる“先生”でした。




留学中は与えてもらうことばかりを考えないことが環境に溶け込むコツ


留学生活をしていると、学校以外の友達を作ることがなかなかできないと思う人も多いかもしれませんが、全ては自分次第だと思います。

Meetupや、地域のボランティア活動、スポーツのコミュニティなど、留学中はローカルの環境に飛び込もうと思えばいくらでもできる環境にいることを忘れず、それを活かして留学生活を楽しんでみると良いと思います。

もしかしたら、留学中に「友達から英語を教えてもらってばかりで自分は何もその友達へ返すことができない。」と思って落ち込むこともあるかもしれないけれど、例えばネイティブの友達に10回英単語の意味を聞いたら、「10回分の借りがある!それなら自分は元気さで返そう。」「面白さで返そう。」という心意気があれば、その友達はまた自分と遊んでくれると思うのです。

英語では与えてもらうばかりですけど、与えてもらうことに満足しないで自分は何ができるのか考えてみるのも良いかもしれません。自分はエンターテイナーになってみたり、日本のことを聞かれたら真剣に答えたりしていくうちに徐々に周りに溶け込んでいきました。
仲良くなれるかどうかは英語力だけではないと思います。




留学は文化の違いを肌で感じることができる


もともと日本の大学生活で留学生と接する機会があったので、分かってはいたものの、実際に海外に住んでみて文化の違いを肌で感じました。
例えば、海外の人たちは自分の感情を顕にすることが多いこと。

特に野球をしている時はチームメイトが怒りを物にぶつけたり、言葉にして吐き出すなど、最初のうちは驚きました。日本では寧ろ感情を表に出すことは、よしとされていない部分がありますよね。
周りもそういう態度を見てもその場で咎めたりはせず、あとでその人の感情が収まったときにアドバイスをしたり、冷静になってからミーティングをするなど、その場の収め方の術みたいなものを学びました。

こちらの野球のチームメイトは気分がジェットコースターのようなメンバーばかりだったのですが、それも文化の違いですよね。色々な価値観があって当たり前で、自分が常識と思っていることがみんなの常識とは限らないということは身をもって感じました。




今回の留学は将来への一つのステップ


留学前は半年間で英語がペラペラになりたいと思っていたのですが、今思うと、その考え方自体がどうだったのかなと思います。
何をもって英語がペラペラだと言えるのかも分からないし、英語をマスターしようと思ったら半年では全く足りなかったです。

それでも、日本に帰ってからも、英語の勉強は継続していきたいと思っています。
英検準1級と1級、TOEICを受験することはもちろん、次は何をすべきなのかが見えてきたので、今回の経験をモチベーションにして引き続き英語の勉強を頑張っていきたいと思っています。

スタッフより

留学中、オフィスにお越しいただいた時は、いつも明るくとても元気な印象の駿平さんでしたが、ローカルの環境に飛び込む怖さを抱えながらもチャレンジを重ね、私たちの見えないところでたくさん努力をされていたのですね。
“与えてもらうことに満足しない。”という言葉からは、駿平さんの強さを感じました。

留学生活は乗り越えなければならない壁も多くありますが、挑戦する勇気の先に充実した留学生活があるのかもしれません。
駿平さんのこれからのご活躍をスタッフ一同お祈りしています!