インパクト・イングリッシュ・カレッジ(メルボルン校)

CRICOS:02995B

【体験談】自分の意見をしっかり英語で言える私になる〜ケンブリッジFCEコース〜

三笠菜月さん 2021年8月13日

2020年3月にメルボルンに渡航し、語学留学から始められた菜月さん。来てすぐにパンデミックでロックダウンになりましたが、そんな中でも44週しっかり勉強されて、しっかり着実に専門学校に入学できるレベル(中上級)の英語力を身に着けてこられました。

さらにご自身の英語力をしっかり自信のあるものにしたいという理由から、専門学校の入学を半年ずらすことを決意された菜月さん。

今度は語学学校を変えて、2021年の1月から専門学校入学するまでの間、インパクト・イングリッシュでケンブリッジ検定試験準備コース(FCE)に通われました。

目標のためにしっかり、そして着実に努力を重ねてこられた菜月さんに、今回は、ケンブリッジ検定試験準備コースでの授業の様子や勉強ポイントについて聞いてみました。

FCEコースを受講しようと思ったきっかけは?

 
インパクトでFCEコースを始める前は、他の語学学校に通っていました。去年はロックダウンの期間も長かったので、オンライン授業の時期も多かったです。

語学留学の後は専門学校に進学することを決めていたので、進学英語コース修了の時点で専門学校への入学の許可は取れていのですが、実際にスピーキングが伸びにくいと自分自身では感じていました。

進学するためのボキャブラリーは増えていたのですが、それ以外の全体的な英語力やスピーキングをもっと伸ばしたいなと思ったので、全体的な英語力を実践的にあげられるケンブリッジコースで学んでから、専門学校に行くことに決めました。

授業や先生はどんな感じでしたか?

 
ケンブリッジのコースは、主に4つのパートに分かれます。先生は、実際の試験でパートごとのどこに力をいれたらいいのか、そして解き方のこつを教えてくれたので、効率よく試験準備を進められました。質問してもいつも丁寧に教えてくれたのも心強かったです。

コースの中間で先生と面談があって、そこで私の得意じゃない箇所を指摘してくれたので、それを知ることによって本試験まで集中的に勉強することが出来ました。

WhatsAppというチャットアプリでみんなでグループを作っていたので、そこで宿題が出たり、クイズの答え合わせをしたり、質問などを気軽にすることも出来ました。授業外でもしっかりサポートしてくれました。

スピーキングの試験は、基本2人ペアになって行いますが、私はスピーキングがあまり得意ではなかったので、ペアが誰かが4〜5週間くらい前にわかったのも事前準備が出来て良かったです。

お互い同じ英語を話すと言っても、バックグラウンドや育った環境でアクセントもそれぞれです。お互いのアクセントに慣らしたり、作戦も練れる十分な時間があったと思います。

また本試験もインパクトキャンパス内で受験できるので、環境が変わらないという点では安心して試験に臨めました。模擬テストも同じ場所でするので、そういう意味では日頃の力を出しやすいと思います。

私のクラスは、13人いて、半分がコロンビアン人、日本人4人、韓国人とブラジル人という国籍率でした。現在留学生が入ってこれないこともあり、クラスメイトはオーストラリア歴が長い方が多く、コースを両立しながらアルバイトをしている人もたくさんいました。

私がケンブリッジコースを始めてからは、メルボルンのコロナの感染者数は落ち着いていたので(0の時も多くありました)、クラスメイトとランチに行ったりすることも出来たし、キャンパスでの授業を受けられたことは、試験対策コースを学ぶ上でとても意味がありました。

授業の最終日には、クラスメイトと先生とで一緒にご飯を食べに行きました。

それぞれの分野での意識したことや気を使ったことはありますか?

 
ケンブリッジ試験では、読む&文法・語彙、書く、聞く、話すの4つの分野に試験が分かれています。授業内ではそれぞれの分野にあわせた解き方のレクチャーや実際の練習を集中的に行います。

教科書は、コース開始時に2冊もらって、1冊は授業で使い、もう一冊は自習で使いました。自主用のテキストは空き時間に使っていました。

◎Reading and Use of English(リーディング&文法・語彙)

リーディングと文法・語彙はテストではひとつの試験となりますが、出題の種類が違うので、練習や対策はそれぞれ分けて行います。

文法・語彙は4つ、リーディングが3つの合計7つのパートに分かれます。

リーディングでは、それぞれのパートでどこを意識しながら読解していくのか、どういう単語に注目して回答を探していくのかなど、時短でそして確実に点数を取っていく方法をアドバイスしてくれました。また、3つの中一番点数が高いパートを知ることで、最初にそこに時間を割き、正確に答えることを意識できました。

模擬問題を毎週行っていたので、そこで徐々に質問形式に慣れていくことも出来ました。

文法・語彙でも、とりあえず、たくさん解いて経験していく事が大事になります。得意じゃないパートがあれば、その部分の練習問題を追加で出してくれました。

グラマーの問題では、言い換えの問題が出題されます。主語を変えて言い換えたり、品詞を違う表現方法に変換するのですが、日本ではあまりやったことが無い事だったので、すごく頭も使うし、英語を実践的に使う、という部分で身につきました。

◎Listening(リスニング)

リスニングは本試験では2回繰り返して聞けます。リスニング前にどのような事を準備して聞くのがいいのかのコツを教えてくれたので、そこに重点をおいて練習をいつもしていました。

ニュース番組、プレゼンテーション、日常会話、お客さんの電話会話、学生の会話、サークルのインフォメーションなど、様々なシチュエーションのリスニングを聞き、練習していきます。リスニングも色々な種類のものに触れ、回数を重ねることが大事です。いっぱい練習することで、大分場馴れすることが出来ました。

◎Speaking(スピーキング)

スピーキングは4パートあり、最初は自己紹介をするような質問、次は、写真をみて各自が意見を述べたり質問に答え、3つ目は、あるトピックに関して2人でディスカッションしたり最終的にどのアイディアがいいのかに触れます。最後のパートではパート3のタスクに関連したプライベートな質問や日常生活でも聞かれそうなことが質問され、それについて意見を述べるという流れで、合計14分ほどで行われます。

パート4では例えば、「たくさんお金稼ぐことか、あまり稼がなくても人生を楽しむことどっちが大事?」や、「メルボルンで最初にうけた英語の授業覚えてる?どう感じた?どうだった?」など、日本語でも自分の意見を述べることが難しいような質問があります。

日頃から何事にも意見をもっていることは大事だとこのコースを通じて感じました。

スピーキングでは、間違えることを意識し過ぎずに、(もちろんたくさん間違えては駄目ですが)話したいことを伝えることが大事と学びました。日本人は特に文法を気にすることが多いので、出来るだけ難しい単語や文法は使わず、知っている言葉を使って、自信を持って話すようにしていました。

私のペアはコロンビア人でした。南米の人は比較的よく話すので、ペアの一人が喋りすぎたら自分が目立たない可能性もあるので、出来るだけペアに負けないように話すように先生にはアドバイスをされていたので、意識はしていました。

練習の時間はたくさんあったので、いつもペアの子と特にパート2と3はしっかり時間を測って練習していました。

正確な単語がわからなくても、自分の思ったことを簡単な言葉に言い換えて表現する事は、この練習を通してできるようになったかな、と思います。

◎Writing(ライティング)

2つのパートに分かれ、パート1はエッセー、パート2は、手紙(Email)や投稿、レビューの中から1つ選んで140-190語で書きます。

練習では最初はパート2の3つを全部カバーしますが、最後の方になると自分が得意なものだけを練習できます。

ライティングでは正確さはとても重要なので、グラマーやスペルはいつも気をつけていました。

ライティングのエッセーでは、最初に質問があり、それに対して自分の意見を述べるのですが、述べる時に含めないといけないポイントがいくつかあり、そこにひとつ空白もあるので、自分のポイントも混ぜます。トピックスに対し自分の意見をまとめてしっかり持った上で書き始めることが大事になります。

特にエッセーのほうが難しいので、それぞれに40分の時間配分がありますが、できるだけエッセーにたくさんの時間をかけられるような時間の配分方法で練習をしていました。

実際の試験内容は公式ホームページにも詳しく記載されています。

このコースを通してどのような事を改めて学びましたか?

 
もちろん英語力という意味で、実践力や自信はつきましたが、自分の意見をしっかり持つことはとても大事と感じました。

日本では『こう思う、こうしたい』という意見を他の人とシェアしてディスカッションしたり述べたりする場所はあまりありませんが、オーストラリアではよくあります。

このコースでは特にそのような練習が多く含まれるので、このコースで沢山の練習を経験することで、英語でなにか意見をいうことに躊躇することはなくなりました。

これは、今後の日常生活にも活きてくることなので、出来るようになってよかった、と思えることの一つです。

また、ライティングでは、問題に合わせての書き方があります。例えば、エッセーを書くときはフォーマル、メールを書くときはカジュアルなどです。

友達に話すときには短縮型を使ったほうがいい等、日本の英語授業では学べない実践的で活きた英語をたくさん学ぶことが出来ました。

※デービット先生と。試験合格書と共に!

スタッフより

ケンブリッジ検定試験対策コースを無事修了&合格された菜月さんですが、その後もインパクトではバリスタコースに進みご自身の英語力にしっかり自信を持った上で、2021年7月からウィリアム・アングリスのTravel and Tourism Management(観光学)に進まれています。

来てすぐにロックダウンを経験したりと、色々苦労もありましたが、うまくオーストラリアでパンデミックと向き合いながら、留学生活やオーストラリア生活を楽しまれています!

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