【体験談】行動→経験→成長、語学留学中に出来た素晴らしいサイクル!

井上美玲さん 2019年9月24日


大学の認定留学制度を利用し、約10ヶ月ブリスベンに留学をされた井上美玲さん(Ms Mirei Inoue)の体験談です。

ICTE-UQ(クイーンズランド大学付属語学学校)での留学生活、スチューデントサポートとしての活躍、ラジオパーソナリティの経験・・・

日本人留学生が多いと言われるICTE-UQですが、自ら行動することにより、充実した留学生活にすることが出来ますよ。


ICTE-UQの授業


(このクラスはとても仲が良く一番大好きなクラスでした)

最初はLevel 4(Intermediate-中級レベル)からスタートし、Level 5(Upper Intermediate-中上級レベル)、Level6(Advancedレベル−上級レベル)のクラスで勉強をしました。

私が受講していた期間は・・・
・クラス平均人数:16人
・クラス内の国籍:日本、中国、コロンビア、フランス、韓国、タイ、ブラジル、台湾、東ティモール、インドネシア、サウジアラビア、チリ、
・クラスの日本人平均:3〜5人
※日本の春休みと被る時期(2月)は、日本人の数がとても多くなりました!

ICTE-UQに通学するメリットは、自分自身で行動をすることができれば、充実した留学にすることが出来る点だと思います。キャンパスに大学生がいるので、英語力が自分より高い方、英語がネイティブの方に話しかけるチャンスがありました。最初は、もちろん緊張しましたが、授業の中で大学生に話しかけるアクティビティもありました。

例えば『あなたにとって馴染みのない食べ物(犬、アヒル、蛇等)を食べることをどう思うか。文化を超えて挑戦したいか』などです。 インタビュー後、グループで結果を統計し、プレゼンテーションを行いました。 これは、大学の敷地内にあるからこそできる授業だと思いました。

また、クイーンズランド大学のクラブにも参加することが出来、英語面でも鍛えることが出来たので、この点は私立の語学学校にはない点だと思います。

大学付属語学学校のため、進学を目指している子(進学英語コースを受講している子)と友達になると、「一緒に勉強しよう」と話しかけてくれることもあり、自分のモチベーションを上げることも出来ました。


成長させてくれた、ICTE-UQでスチューデントリーダー


(スチューデントリーダー中の写真。イードという、イスラム教徒が断食を終えた後にするお祝いです。 写真は、イスラム教徒のインドネシア人の皆さんとです)

私が通学中に、ICTE-UQでスチューデントリーダーというものが出来ました。

スチューデントリーダーには3種類あり、アクティビティのヘルプ、学校初日のオリエンテーションのヘルプ、オンライングループのヘルプというものがあり、私は2つ(アクティビティとオリエンテーション)に参加しました。

アクティビティのスチューデントリーダーでは、アクティビティの提案、先生・学生のヘルプを行います。 まず、毎月行われるミーティングにてどのようなアクティビティーを行うか、アイディアを出し合います。 その際、コストがかかりすぎないこと、学生の需要に合っていること、危険性がないこと等を頭に入れておきながら提案します。

特に、学生の需要を考えるというのは大変でした。 各コースの学生によって需要というのは異なりますし、レベルや留学期間によっても異なります。 需要がなかったら、せっかく考案したアクティビティーに学生が来てくれないことになってしまいます。 その為、各コースの学生リーダーがミーティングに参加し、意見を出すことを大切にしていました。

先生のヘルプに関しては、事前準備や後片付け、アクティビティ中の写真撮影などがあり、学生のヘルプは、主に英語力の低い学生のヘルプを行っていました。


オリエンテーションでは、新入生の前でのプレゼンテーション、その後はUQ(クイーンズランド大学)のキャンパスツアーを行いました。プレゼンテーションでは、先生達には分からない、留学生だからこそ分かるオーストラリアでの留学生活方法や、ICTE-UQで学ぶにあたって大切なこと、気をつけるべきことをお話しました。

ちなみに私は「素敵な経験や出来事は偶然起きるものではなく、自分から何かを行動するから起きるものなので、休日は出かけてみたらどうか。Facebookでの検索がオススメ」という趣旨の内容をお伝えしました。

キャンパスツアーでは、どの建物が何の為にあるのか、また、どの建物がICTE−UQ生にとって重要なのかについて説明していました。 UQ(クイーンズランド大学)はとても広いので、学生リーダーが事前に細かく説明をしました。


スチューデントリーダーとして活動して、大変だったこと


スチューデントリーダーとして大変だった点は、アクティビティーに大人数の学生が参加した時ですね。 例えば、シティー散策に行くというアクティビティーがあったのですが、約120人程度の学生が参加していました。

学生リーダー1人につき7人の学生が割り振られ、学生リーダーはその7人をしっかりとまとめていかなければなりませんでしたが、新入生にとってはシティーであれど、珍しいものです。 写真をいっぱい撮って歩くのが遅い人、逆に早い人もおり、後ろの人に注意を払っている間に早い人が先に行ってしまい、120人の中に紛れてわからなくなったりと、てんやわんやでした笑

また、それもあってか先生同士でもやりとりがうまくいっておらず、伝達がうまく回らないことが生じてしまいました。 このアクティビティーで、私は人を引っ張って行くためにはどうすればよいか、また、リーダーとの連携の強化の大切さを学ぶことが出来ました。

ちなみに、このスチューデントリーダーになるためには、ICTE-UQのレベルでLevel 5(中上級レベル)を5週間通学していること、オンラインテストを3つこなして80%以上で合格をすることが必須です。


空き時間にはラジオ番組への参加


空き時間には、ラジオ番組は、4EB Japanwave 98.1FMに参加していました。

私は日豪プレスという日本人向けのインターネットサイトで見つけましたが、ラジオメンバーに紹介してもらったという人や、ホストファミリーに紹介してもらったという人なども参加していました。ラジオで喋るためにはブロードキャスターの資格が必要です。 講習を受け、最後に試験をして受かればキャスターとしてラジオで喋ることができます。

私は主に生放送と音楽番組を担当しました。 2つとも違った雰囲気があり、とっても楽しかったです。 特に生放送中にある10分コーナーでは、自分の好きなことを10分間話すことができます。自分の好きなことだったり、広めたいと思ったことなど、何でも話すことができて私は好きでした。


ブリスベンでの生活、良かったところ!


いろんな国のレストランがあることですかね。 日本にいた時は、ギリシャ料理なんて食べたことなかったし、まずギリシャ料理て何が出てくるの?というレベルでしたが、ブリスベンに留学して以降は、ギリシャ料理はもちろん、タイ料理、メキシコ料理などなど、食べ物で世界を制覇し、本物を食べにその国へ行きたいなと思うようになりました。

あとは日本と違って街中にゴミ箱が割と多くあることだと思います。割とありがたかったです! 今流行りのタピオカも日本では飲み終わった後の処理に困りますが、ブリスベンにはゴミ箱が本当にたくさんあるので、気軽に楽しむことが出来ました!ゴミ箱がたくさんあることで、便利だなと感じつつ平和だなーとも感じることが出来ました。


(ブリスベンシティ中心にある、シティホール。私は夜のシティーホールが好きでした)

ブリスベンでの生活で苦労した点は、シェアハウス探しです。最初は、部屋見学(インスペクション)に行かずに部屋を決めてしまったこともあり、危機管理不足で留学生活の出だしは苦労しました。私の友達でも、インスペクションに行ったにも関わらず、最初に話していた内容と実際の話が異なり、嫌な思いをした子もいました。

留学中は、シェアハウスに住む方が多いと思いますので、部屋見学(インスペクション)に行った際に、実際に住んでいる人の話を聞けると良いかもしれません!


大学生の間に留学をする意味


(ケアンズにてスキューバダイビング中の1枚)

大学生の間に留学する意味はたくさんあると思います。 国際化が進み、英語が重要視されている中で、留学をして英語力を身につけることはもちろん大切なことです。多くの方がネイティブの英語を聞くことは大切だと言いますよね。

もちろんそれも大切なのですが、ノンネイティブ(英語が第2言語の方)の英語に慣れることも大切だと私は思います。

日本人以外の人とコミュニケーションを取るための英語です。 それぞれの国によってアクセントはあるものですし、それに慣れるのも必要かなと思いました。

今は、英語ネイティブスピーカーより英語ノンネイティブが多いですしね。そして、まだまだ移民国家とは言えない日本を出て移民国家であるオーストラリアに行くことで、沢山のバックグラウンドを持った方と出会うことは価値観を大きく変えるものだと感じました。

私は幸いなことに、様々な経験をさせて頂いたのでいろいろなスキルを身につけることができたと思うのですが、特に感じるのは行動力があるかどうかだと思います。

留学に一人で来たことも行動力があったということに繋がると思うのですが、私は基本的に素晴らしい経験や時間は、自分から何かアクションを起こさなければ起こらないと考えていました。

そのため、よく外出をしたり、やりたいと思ったことは怖くても挑戦するようにしていました。 結果が良くなかったことも正直ありました。

しかし、挑戦したということそのものが私をまた1つ成長させてくれたのではないかと感じます。行動力がつき、その行動力から得た経験が私をさらに成長させてくれるという、素晴らしいサイクルができたと思っています。