【体験談】一生誇りを持てる、かけがえのない経験が出来ました〜休学ワーホリ〜

上山唯さん 2018年5月11日

クイーンズランド大学付属語学学校が提供するGo Global Programに参加された上山唯さん(Ms Yui Ueyama)。

英語力を向上させながら、大学で専攻をしているITの知識を生かしたインタンシップに参加されました。

そんな唯さんの休学ワーホリ体験談です。
※Go Global Porgramは、2018年後期分(8月、10月スタートの英語コース)の開講が最後となります。

ICTE-UQ の Go Globalの参加理由

私は大学を1年間休学しブリスベンに留学をしている中で、勉強としての英語だけではなく経験を通した実践的な英語を身に付けたいと思い、ICTE-UQのGo Global プログラムに参加しました。英語力証明はIELTSスコア5.5を取得、コースに参加しました。


ICTE-UQでの授業内容

私はインターンシップに備えたビジネス英語を学びたいと思い、EIBC(English for international business communication) クラスで10週間勉強しました。

18名クラスメイトがいて、10人が日本人でした。その他は、中国、韓国、台湾、コロンビア、アルゼンチンの学生でした。

週ごとに経済、金融や株、交渉、ビジネス文化、競争などのトピックが設定されてあり、各トピックについての教材をまとめられた冊子が毎週配布されました。

ビジネスの内容について多くのことを学ぶことができましたし、関連した語彙やフレーズもしっかりと学ぶことができました。プレゼンテーションやディスカッションなど実践的な授業もありました。先生はとても熱心で、志が高いクラスメイトも多く、勉強になることが多かったです。

クイーンズランド大学に付属している語学学校なので、大学の施設を利用できるところが良かったです。大学のフードコートでご飯を食べながら現地の大学生と会話ができるなんてことは他の語学学校では経験できなかったと思います。

インターンへの準備コース

Go Globalに参加している生徒が受講できる、Work Force Training というものがプログラム中に合計10日ほど行われました。

その授業ではビジネスアドバイザーを講師として招き、インターンシップに備えた会社での知識や常識、振る舞い方をロールプレイングなどを通して学ぶことができました。

当初、私はインターンシップへの不安が大きく緊張していましたが、この授業に参加するにつれて緊張がほぐれ、インターンシップへ本格的な準備をすることで自信に繋がりました。


インターンシップの決定方法


プログラム中にAI(Australian Internship)のオフィスへ行き、面接を行いました。 そこでは、自分がどのような会社でインターンシップを行いたいか、何を学びたいかなどを伝えました。

数週間後にAIから連絡があり、私の本命の分野であるIT関連の会社での面接日時を決定するやり取りをしました。IT企業での面接では、ITの専門的なことで出来ることや、何を期待しているかを聞かれました。

私は数日前から面接の質疑応答の準備と練習をしていたのであまり緊張することなく受け答えができました。

中でも、日本の大学の研究室で経験したことを資料にまとめ、印刷したものを見せた時はとても面接官の心を掴んだ実感があり効果がありました。自分のことをアピールする面接だったので、準備は大切だと思います。

インターンシップでの業務について

私のインターンシップ先はConnect365というITコンサルタントのような会社でした。まさに私が専攻しているITの分野とマッチしており、自分にとって直接役に立ち将来的にも貢献できる経験になりました。

8週間のインターンシップのうち、最初の1週間は会社のことを良く知るために資料を読んだり会社が使っているシステムの使い方を習得したりしました。社員さんの人数は多くはなかったですが、私を担当してくださった方は 質問をするとすぐ答えてくださり、私よりも数週間先に始めていた中国人のインターンの方は会社のことについてたくさん教えてくれました。

次の2〜3週間は管理職業務を行いました。請求者の作成、経費の管理、会社のアカウントからSNSへのdaily 投稿など。同じことの繰り返しで退屈に感じることもありましたが、会社の資料に目を通すだけでもビジネス向けの英語を身につける勉強になりました。

4週目は、会社のHPに載せるブログの記事を書いてほしいと言われました。頼まれたブログの内容についてよく調べ、会社がお客さんにとってどのような役割であるべきかよく考えて、執筆しました。

頭で考えなければならない仕事を任されてとても嬉しかったし、英文修正のフィードバックをしてもらうことで、このタスクを通してビジネス的にも語学的にもとても学ぶことが多かったです。

会社の顧客専用ページに掲載されているので見ることはできませんが、自動会話システムを会社に導入することによってどのように会社の利益に繋がるか、始めるために何が必要なのかなどを執筆しました。

5週目からはITの専門的なタスクをさせてもらえることになり、モチベーションがさらに上がりました。会社で使うシステムを開発してほしいという内容で、その時点で目的を達成するためのソフトウェアやインストラクションは何もない状態だったので、どんなシステムを作るべきか1から考える必要がありました。

会社は、顧客からの質問に答えたりサービスについての説明をするやり取りのメールが非常に多いという問題を抱えていました。このやり取りを効率的に簡単に行うシステムを導入したいと言われました。

そこで上司と話し合い、顧客からの質問に自動で応答する会話ロボットを会社のホームページに埋め込むという私のアイデアが採用され、その開発を行うことになりました。

必要なツールを調べてインストール、ダウンロードしたあとはそのシステムを動かすためのプログラムを組みました。最初は何もない状態から始まったので不安でしたが、2週間でそのシステムを作り会社のHPに埋め込み、あとはプログラムして機能を増やしてHPに埋め込んだそのシステムを公開するだけの状態にしました。

上司にとても褒められ、他の社員へ説明するための資料を作ってほしいと頼まれました。自分のスキルを上げることができただけでなく、会社へ少しでも貢献できたことがとても嬉しかったです。

要約すると、この会社でオーストラリアの文化はもちろん、ITの専門的な知識やスキル、ビジネス向けの英語など非常に多くのことを学ぶことができました。一生誇りを持てる、かけがえのない経験ができました。会社の人々にも終始とても良くしていただきました。

インターンシップで学ぶことが出来たこと

ネイティブスピーカーしかいない環境で、一人前の社員さんが実際に行っているような仕事を任され、もはや英語学習者ではなく、その会社に利益をもたらす責任のある社員のような感じで扱ってもらっていました。

そのため分からないことも多く頭がいっぱいになって挫けそうになることは何度もありました。でも分からないことは積極的に上司に質問すると、どれだけ忙しくても後回しになっても必ず助けてくれます。1人の社員として、会社での働き方を実践を通して学ぶことができました。

ブリスベンで出会った素敵な先生の話

ブリスベンで出会った語学学校の先生、Markと特別な思い出があるのでお話したいと思います。

Markは英語教師としての歴が長く、日本やヨーロッパ、タイなど色々な国での英語教師としての経験があり、その経歴から学んだ独自の方法で授業を行なっています。

それは、”Interactive Stories”と呼ばれるものです。Markが書いたストーリーを授業で生徒に配布し、生徒は2人ペアで交代に読み上げ、分からない部分は先生に質問し、その内容を完全に理解します。

理解したあとは、紙を見ずに声に出してそのストーリーを説明します。理解している生徒は暗記せずに頭で整理できているのですらすらとそのストーリーを話すことができます。

理解していない生徒は分からない部分があったり文法に納得いかない部分があるため暗記をしようとし、なかなか話せません。暗記するのではなく、頭で完全に理解して声に出すことで、初めて人は”学んだ”という状態になっていると実感しました。

Markがつくるストーリーはある文法や語彙に焦点を当てつつ、それらを理解した上で話が通るようになっています。その授業をしているお陰で、Markは何千ものストーリーがあります。それは彼が運営しているこちらのホームページで見ることができます。
http://englishconversations.org

ある日、Markは私が科学技術に興味があることを知って、あるSF小説をメールで送ってくれました。その小説はMarkが執筆しているもので、まだ完結していませんがワードファイル200ページ以上に渡る長編です。

私はそれを読み終えたとき、すごく興奮しました。私は読書が大好きでよく本を読みますが、必ず読者の心を掴む話の流れや展開があります。内容が本当にすごく面白くて、こんなに強いメッセージがある小説は今まで読んだ中でも圧倒的に傑作だと思いました。

このMarkが書いた小説を英語で出版し、もしヒットしたら私が日本語訳をして日本で出版したいと思い始めてから、そのことについての考えが止まりませんでした。

Markにそのことを提案すると、彼も私のアイデアに興奮し、彼はストーリーを書いて私にマーケティングマネジャーとして働いてくれないかと言われました。私はもちろんやる気があるので引き受けました。

しかし、当然全く初めてのことなのでどうすればいいか分かりませんでした。とりあえず色々な出版会社に連絡を取りました。その中でイギリスの出版会社から出版依頼を引き受けたいと連絡をもらいましたが、出版前の多額な前払い金を請求され、話を聞いていた通り出版はコネを使ったり有名なことを成し遂げない限り難しいということを実感しました。

今はMark先生とは一旦そのストーリーを保管し、別のプロジェクトを考えています。

それは、私が日本の出版会社でMarkの英語授業方法を紹介する本を出版するということです。

英語教師向けでもあり、Interactive Storyを付録として英語学習者向けの本にしたいと考えています。

そして、もしそれが実現されてMark先生がストーリー執筆者として有名になったら、以前に私に紹介してくれたあのSF小説を出版したいです。世界中にMark先生のことを知ってもらって、Markが今までの人生でやってきたことの素晴らしさを私が本人に証明したいです。


大学を休学してワーホリを考えている方へ

留学をする目的は人それぞれだと思います。しかし自分が何をしに来たのか、何を目指しているのかを常に考えて確実にその目的を達成するように努力してほしいと思います。

海外での生活に憧れて遊びに来たならそれでいいと思います。でも英語を伸ばしたいと思って来た人の中には、学校で日本人と日本語を話し、週末にも日本人とばかり遊ぶ人もいます。

私は楽しい経験も大切でしたが、確実な英語力をつけるためにオーストラリアに渡航したので、日本人の友達は1人も作らず完全な英語環境で過ごしました。中でも現地の人と仕事をするインターンシップは私の目的を達成する1つの大きな答えでした。