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【体験談】大学進学の第一歩。精神面・ライフスタイルが大きく変わった語学留学生活

竹花 直樹さん 2023年2月24日



高校を卒業後、海外の大学進学を目指して、まずは英語学校留学をした直樹さんの体験談です。UEC卒業後、オーストラリアの大学をスタートされました。

海外大学留学を決めたキッカケを教えてください。

そうですね、日本の大学ではなく海外大学を進学先に選んだのには、いくつか理由があります。

まず一つ目に、いろんな国の人と関わりたいという願望が強かったです。昔から海外へのあこがれが強かったこともあり、いろんな国の人と友達になりたいというのは大きかったかと思います。

二つ目は、海外(英語圏)の大学では、専門分野を英語で学べるという点です。英語で何か学ぶのは「将来にとって大きなアドバンテージになるんじゃないか」と思ったからです。

数年前に観たYouTubeでHaruki.8(ハルキ8)さんという有名な留学系YouTuberがいたのですが、その人が「日本語と英語では学べることの情報量に差がある。」と言っていて、英語で学べる情報には何か違いがあるのだと感じました。

UECを選んだ理由を教えて下さい。



正直なところ、進学予定だったマッコーリー大学と提携関係があったことが大きな理由です。

UECの進学英語コースにはAEP1、AEP2、そしてAEP3があるのですが、AEP3を修了して、規定の成績を取ると、IELTSの結果を提出しなくても大学に入れるプログラムでした。

IELTSのスコアを満たして入る方法もあるのですが、難易度が高いこともありエージェントに勧められたのは進学英語コースから入る方法でした。

また、申込時、UECは他校に比べ授業料が抑えめで、評判が他の語学学校よりも良かったこともあり、選ぶことにしました。

受講したコースについて教えてください。



僕が受講したのは、進学英語(AEP)コースとIELTS準備コースです。AEPは25週間、IELTSのコースは10週間通いました。

AEP1の授業と宿題
AEP1で学んだのは英語のプレゼンスキル、またエッセイの書き方の基本、ディスカッションについてです。またハイレベルな英文法のスキルも根本的に教えてもらいました。他にも、IELTSに関連するリーディングとリスニングの書き取り(Note Taking)も練習します。

宿題でいうと、AEP1は教科書の課題、週1で書くジャーナル、ニュースを要約する課題がありました。

AEP2の授業と宿題
AEP2からは、UECの学生へ質問をし、リサーチした内容を分析するエッセイが課題として出されました。僕の時は新しい先生で慣れていなかったこともあり、難易度は非常に高く感じました。また、チームで5週間目のテストに向けて、プレゼンの準備や資料も作っていくグループワークの時間もあります。

APE2の宿題にも、週一のジャーナルとリーディングニュースサマリーという要約の課題があります。課題の難易度はAEP2の方が高いですが、進学英語コースへの慣れもあって体感的にはAEP1よりは難しいと感じませんでした。

AEP3の授業と宿題 
AEP3は、個人的に一番課題と授業のスピードがタフだと感じました。授業でNote Takingがあるのですが、音声も4分〜7分と長くなり、難易度も一気に上がります。またディスカッションもよりアカデミックなものになり、本当に難しいです。また文法はAEP1と2に比べると、学ぶ機会は少なくなります。

AEP3には、研究論文(Research Essay)と文献解題(Annotated Bibliography)という二種類の課題が出されます。最初の5週間は文献解題です。自分が学ぶ予定の分野をトピックにして、文献の要約・評価(良い点や改善点)・投影(自分のリサーチエッセイにどのように活用するか?)をし、それらをまとめた文献解題を作成をします。後半の5週間の研究論文では、前半で作った文献解題を使って自分でリサーチし、プレゼンをするという内容です。英語の論文を読んで引用するような課題は本当にハードで、正しい引用方法で明記しないと減点されます。

IELTSの授業 
IELTSはAEPのように宿題もなく、のんびりした授業スタイルイメージです。ただ、IELTSの出題形式に沿って勉強していくので、授業で読む英文の量、リスニング音声の量は本当に多いです。スピーキングのディスカッションも多く、クラスメートは英語力の高い人が多かったです。

一番楽しかった授業、大変だった授業を教えてください。



個人的には「IELTSクラスの方が面白かったかな」と思います。なかでも、スピーキングのディスカッションのテーマは考えさせられるものばかりです。英語で自分の意見も述べないといけないので、やりがいがありました。話す時間もAEPより多いので、楽しかったですね。

一番大変だったのは、AEP1の最初の5週間でした。オーストラリアに来て数週間しか経っていなくて、先生も厳しい人だったので、授業についていくのも課題を終わらせるのも精神的に大変でした。

アカデミックコンサルテーションはどんな感じでしたか?

UECでは、アカデミック系コースを開始して5週間後に、アカデミックコンサルテーションの時間があります。

その時間になると、一人一人名前を呼ばれクラスに行きます。完全に先生と学生の1対1で面談が行われます。ここで先生から成績を発表されたり、現状の強み、そして改善点を報告されます。僕個人の意見として、コンサルテーションは非常に役立つ機会だと思います。

AEP1で最初の5週間を修了したとき、先生の方から文法のことや授業への態度(発言や時間通りの出席)の指摘を受けました。聞いたときはネガティブな気持ちになったものの、改善をすることで、5週間後は前回よりも良い授業態度・成績を取ることができました。

IELTSでも同じように、コース開始から5週間後に、アカデミックコンサルテーションの時間が設けられます。こちらもAEPと同じように現状の強み・そして改善点を教えてもらえます。こちらから何か疑問があれば質問もできるので、勉強で困っていることがあれば聞いてみてください。

どちらの場合も、アカデミックコンサルテーションは学業面での成長に役立つと思います。

クラスメートや先生たち、学校スタッフの方たちについて教えてください。



IELTSとAEPのクラスでは、先生もクラスメイトも雰囲気が全然違います。

AEPクラスの人達は、TAFEや大学進学を目指している人が多く、将来の目標を目指して勉強に打ち込んでいる人が多かったですね。そして先生も割と厳しいです。

逆に、IELTSクラスは全体的にワイワイしている印象です。ただAEPに集まる学生と比べると、英語力も格段に高い人達が多かった印象です。

主な国でいうとヨーロッパと南米の方。ヨーロッパはスペインやトルコ、フランス、イタリア。南米はブラジル、コロンビア、チリやペルー、アルゼンチンの学生がいました。少数ですが、アジアから来てる学生もいて、韓国と中国、日本人学生が数名いました。IELTSの先生もスコットランド人移民の先生で、授業中に面白いことを言っているような先生でした。


学校のスタッフの方たちについてですが、生活面で困ったとき(ホームステイのこと、オーストラリアのことなど)に日本人のスタッフさんによく相談していました。本当に頼りがいがある人で、問題を共有したらすぐに解決策を示してくれるようなスタッフの方です。優秀なスタッフの方が多いので、本当に頼りがいがある学校だと思います。

学校の雰囲気について教えてください。



UEC的な雰囲気でいうと、さまざまな国からの留学生も多くって、すごーく明るくてゆったりとした感じがします。特に一般英語のクラスにいる学生は、大学を休学してきたりワーホリ目的で来ている方もいたりして、リラックスしています。

語学学校に来ている人全体でいえば、大学を出てから改めて英語を学んでいるような人々なので、向上心がある人がたくさんいますね。

そういった人たちと関わる機会は、教室や休憩時間ではなかったのですが、会話クラブ(Conversation Club)という毎週水曜日の放課後にあるアクティビティに参加して、関わるようになりました。UECには会話クラブ、ジョブクラブが定期的に開催されています。他には不定期ですが、クリスマスパーティーだったり、卒業生のパーティーなどもあったりしますね。

他の語学学校に比べると、アクティビティの数自体は少ないと思います。ですが、そういったイベントに参加すれば友達は作りやすいかもしれません。

最初、ランチの時間は一般英語クラスとアカデミッククラス(IELTSとAEP)は一緒だったのですが、2022年の10月頃から一般英語とアカデミッックは別々の時間割になり、別々のランチタイムになりました。その頃から新しい学生がどんどん来るようになって、7階にも教室とランチエリアができました。

UECに通って良かったことは何でしょうか?

いちばん大きい結果としては、費用を抑えつつも大幅に英語力を伸ばせたことです。AEPの授業はそれなりにハードだったのですが、担任の先生が経験豊富なこともあって、自分の苦手な点も克服することができました。

学校のスケジュールもバランスが取れているので、他の語学学校と比べても、無理なく通えると思います。後半から時間割の変更もあって、授業時間が朝の9時45分になったこともあり、ストレスも減りました。

授業外で英語を伸ばすためにやったことはありますか?



そうですね。いくつかあるのですが、全体的には勉強時間を増やしたり、授業外でも英語を使うように徹底しました。

学校の近くに図書館があるのですが、授業が終了した後に図書館に直行して図書館が閉まる10分前まで毎日授業の復習をしました。また、先にAEPを終えた日本人の留学生にアドバイスを求めて、勉強や課題の攻略法を教えてもらったりして、いろいろ効率の良い勉強の仕方を模索しました。

あとは、国籍にとらわれず、色んな国の人と話したり友達になることを心がけてました。運良くインドネシア、韓国、フランス、インド系のオーストラリアの人たちと親友になることが出来たので、英語だけを使う環境に飛び込めたと思います。

オーストラリア人の友達とは、学校から帰って毎日1時間くらいは必ず英語で会話をしてました。やはり現地の人は話すスピードも早いですし、使う単語や文法のレベルも高いです。

オーストラリアでの生活に慣れてきてからは、毎朝、必ず英語のラジオニュースを聴きました。そして、たまーに息抜きで英語のドキュメンタリー作品やモータースポーツの番組を観ていました。

シドニーの留学生活の中で、一番思い出に残っていることは何ですか??



シドニー自体というより、シドニーで出会った人たちのことが記憶に残ってます。中でもインド系オーストラリア人のシェアメイト・友達とは、落ち込んだとき、人生のことやオーストラリアのことでいろいろ話をしました。それがいちばん記憶に残ってますね。シドニーに戻って、また話をしたいくらい名残惜しいです。

シドニーの好きなところはどこですか?



オセアニア、中でもオーストラリアのシドニーは観光地としても世界的都市としても名高いですが、ビーチがビックリするくらい多いです。そして冬は日本と変わらないくらい寒い場所です。

日常生活、特に留学中は精神的にも肉体的にもプレッシャー・ストレスを感じることが多いですが、たくさんアクティビティーがある点ではシドニーは良い場所だと思います。

また、オーストラリアで一番人口が多い都会なのに、街の中に自然を感じる公園があったり、少し街から離れれば世界遺産のブルーマウンテンがある点も、シドニーの好きなところ。多国籍なレストランもたくさんあり、カフェも街のいたる所にあります。

平日は仕事や学業をしつつ、休日はゆっくりしたい人には一度訪れてほしいのが、シドニーです。

留学中に感じたことや、留学をして変わったことはありますか??



正直いっぱいありすぎて、どれを選んだら良いのかと思うくらいです。でもシドニーに留学してから、精神面でもライフスタイルでも大きく変わった感じはしますね。

ライフスタイルの面でいうと、朝にシャワーを浴びるようになったこと。そして交友関係が広がったこと。ジムに定期的に通うようになったことです。留学先で知り合った韓国の友達とジムに行ったり、一緒に休日にご飯を食べたりすることもありました。

僕は人見知りするタイプなのですが、休日に人と遊ぶことも多くなったかもしれません。そこまで仲良くない人であっても、一緒にBBQしたり、ビーチに行くことも増えました。ただ、そういった人たちとの交流を通して、挑戦に年齢は関係ないのだと思うようになったり、いろんな業種の人が留学しに来てるんだ、ということに気づきました。

生活の中では良い面だけでなく、家探しで精神的なストレスを感じることもホームシックになることもありましたが、そういった点も踏まえて、留学してから精神的には成長したのかなと思います。留学中には理不尽に感じることもあるのですが、ストレスやそういった状況に対応・対策する判断力とか思考力は伸びた気がしますね。

今後の目標について教えてください。

いちばん挑戦してみたい目標としては、学業と仕事の勉強を両立することです。

シドニーに来てからは勉強メインの生活だったのですが、大学に入った後は学業だけじゃなく、インターンシップやアルバイトもしていきたいなと考えています。できれば、Webマーケティング会社で働けたらいいなって思います。

個人的な目標としては、筋トレを続けて体を大きくすること。あまり体格が大きい方ではないので、もっと大きい体になれるようになれたらなと思います。

語学面の目標で言うなら、IELTSのスピーキングセクションでスコア6.5を取ったり、C1レベルの英単語を習得したいです。個人的に単語力はまだまだ不足していると思うので、もっとハイレベルな語彙を習得したいなと感じます。

留学準備について教えてください。一番大変だったことは何でしたか?



学校の申込みなどを終え、僕が出発準備を本格的にしはじめたのは、4月頃(渡航の1ヶ月前位)だったと思います。そのあたりから荷造りを始めました。

エージェントの資料をチェックして、必要なもの(基本的には変圧器アダプターとか学校の書類、ホームステイ先へのお土産など)を準備しました。勉強面では、IELTSの勉強をしたり、中学文法を復習したりという点です。

しておけば良かったこととしては、もっと日本で買えるものは買っておけば良かったかなと思います。特に防寒着! 渡航した時期が5月という既に冬がスタートしていた頃だったのですが、「シドニーは暖かい」という先入観があってジャンバーとかは持っていかなかったです。結果的にオーストラリアで約2万円もするジャンパーを買ったので、冬はしのぐことができました。ただ風邪を引かないためにも、お腹を壊さないためにも防寒着は買って持って行った方が良いと思います。逆に夏に来る方は、サングラスや日焼け止め、サンダルを買っておくと良いかと。

その他英語面でいうと、もっとスピーキングの練習をしておけばよかったです。文法やリスニング、リーディングには力を入れてたのですが、スピーキングは勉強していなかったので苦労しました。

しなくてもよかったことは、国際免許証を持参していったことです。オーストラリアは国土が広いと思っていたこともあり、日本並みに交通インフラが整ってないと思ってたのです。しかし、シドニーはバスや電車は本当に発達してるので、車がなくても遠くの街へ行くことも出来ます。

留学準備の中で一番大変だったことは「学生ビザの申請」です!幸い、申請してから数時間後にはビザが下りたのですが、記入する項目が多くて大変でした。

これから来る生徒さんへメッセージをお願いします。



「どんな目的で留学しにきたのか?」と明確にしておくことは大切だと思います。目的さえ明確なら、どんなときでも何をすべきで何をしなくていいのかハッキリするからです。それを踏まえた上で学業だけに専念するのも良いと思います。

ですが、思った以上に時間の流れは早くって、あっという間に留学生活は終わってしまいます。せっかく異国の地に勉強しに来ているので、時には遊ぶことも大切です。

遊ぶことで生活面や学業面でのストレスも発散できるからです。

その他留学生活では、理不尽なことや困難に感じる問題に何度か直面すると思います。僕は人に共有せず、一人で抱え込むことも多かったのですが、人に相談したほうがすぐに解決策が見えてくることもあります。自分で無理だと思っていた問題でもあっさりと解決できることもあるので、迷わずエージェントの担当スタッフや親友に、悩みや問題は共有しましょう。

また、留学生活も半年を超えてくるといろんなことに慣れが出てきます。学業も含めてですが、いろいろとシドニーでの生活楽しんでください!

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