西オーストラリア大学付属英語学校 CELT

CRICOS:00126G

【体験談】TOEIC285点からの出発

田中裕久さん 2013年11月15日

日本で大学を卒業後、パースに長期語学留学にやってきた田中裕久さん。現在は、オーストラリアのトップ8大学の一つ、西オーストラリア大学の付属英語学校で学んでいます。

裕久さんは、ラクロスの日本代表選手としての活躍経験も持ち、パースでは地元のラクロスチームに所属。リーグ戦の決勝では、裕久さんも得点を上げ、チームをの優勝に貢献しました。

英語の勉強に、ラクロスに充実した留学生活を送っている裕久さんに、これまでの留学を振り返っていただきました。


留学しようと思ったきっかけを教えてください。

大学3年の時に、ラクロスの日本代表選手として海外で試合をする機会がありました。その試合の時に、海外の人と一緒に話をしたのですが、全くしゃべれなかった自分にショックを受けました。もっともっと海外の人とコミュニケーションを取りたい!と思ったのですが、在学中は部活に忙殺されて、なかなか留学することができなかったので、大学卒業後に行くことにしました。

大学卒業後の留学に不安はありませんでしたか?

周りは大学を卒業して就職する人が多かったのですが、それとは違う道に行くことに不安はありませんでした。不安よりも、むしろ、期待のほうが大きかったです。8ヶ月の留学をどう過ごすかによって、自分にとってプラスにもなるしマイナスにもなると思っていました。他の人と違う道を行くからこそ、自分の中で一皮むけるように過ごしていこう!、と考えていました。

実際行くと決めた時は、友達はみんな応援してくれました。家族も、就職したら時間が取れなくなるから今のうちにいったほうがいい、と賛成してくれて、両親には本当に感謝しています。

パースに来てどのような印象でしたか?

すごく落ち着いてリラックスしてる街で、田舎だなぁ、と思いました(笑)でも、それがちょうどよかったと思います。都会すぎて遊び場が多くても誘惑されると思いますし、逆に都会すぎないので、何でも自分で切り拓いていけるし、色々とチャレンジができます。勉強に集中したい人はパースに来ることをお勧めします。

西オーストラリア大学付属英語学校はいかがでしたか?

入学した頃の私の英語はひどかったです。全然話せない。文法とかはまだ自信があったので、話すのもなんとかなるだろうと思っていたけど、ネイティブの人や、他の国の留学生と話をしようとすると、口ごもってしまいました。

学校の授業でよかったのは、最終的にレベルアップをしていけて、ケンブリッジFCE対策コースに入ることができた点です。宿題量もかなり多く、先生からのプレッシャーもすごくて、勉強ができる環境をつくってくれました。不満だった点は、午後の授業は選択授業なのですが、同じ授業を長く受講していると、以前学んだ内容をもう一度やる、といったようなことも出てきたことです。


学生活で印象に残っていることは何ですか?

学校に入学して間もない頃に、クラスメートの前で1分間のスピーキングをするテストがありました。先生が話した語数をカウントしていて、他の人は100語以上話せていたのに、自分は、50語くらい。見事にダントツ最下位をとってしまい、最初の最初に大恥をかきました。でも、勉強しないとまずい!!って最初に思えたので、今ではそのスピーキングテストに感謝しています。

英語の勉強はどのようにしていましたか?

学校では、とにかく日本人と一緒にいないようにして、他の国の人と話すようにしていました。学校でもクラスに日本人はいましたが、日本人ではない人の隣に座るようにしたり、お昼ご飯も、他の国の人と食べるようにしていました。

後は、自分の中でグループ分けをして、英語をトライしていました。ラクロスチーム、大学の友達は全員ネイティブでグループA、次はホームステイ先のホストでグループB、そして、語学学校の友達がグループCとして、グループCでまずは英語を試します。そこで通じれば、グループBで使ってみる。そして、最後はグループAで最終確認。逆に、グループAで知った表現を、グループBやCで試します。グループAで知ったことを、グループCで使ってみると、「おお、こいつ英語知っているな」といった目で見られるので、自分の自信にもつながりました(笑)

英語の勉強のモチベーションをどうやって維持しましたか?

短期の目標をつくってモチベーションを維持しました。8ヶ月の留学ですと、帰国子女には英語力はかないません。だけど、TOEICの点数ならわかりやすい指標で、留学後の就職活動にも使えると思いました。

実際、オーストラリアに来る前は、TOEIC285点と散々だったので、なんとかしなければと思っていました。オーストラリアに来てから、この時までに630点、ここでは730点、そして次は800点!!と、目標設定をしました。実際、1回目受けたときは675点取ることができました。2回目は725点、留学終了後には800点を超えるようがんばります!

地元のラクロスチームはいかがでしたか?

初日はすごく緊張していました。やっぱり言葉ができないので、まずはプレイで目立つことを考えました。でも、最初は転校生みたいな感じで、ネイティブの中に日本人一人だったこともあり、チームメイトがすごく興味を持ってくれて、話しかけてくれました。特に、初日のプレイがうまくいってからは、声をかけられるようになり、すごくありがたかったです。

でも、だんだんチームメイトとも慣れてきて、チームメイトと自分のプレイ目的の違いに悩むようになりました。私のラクロスの目的は、とにかく点を取ること。だから、あまりパスを出すこともなく、自己中心的なプレイをしていました。「おまえ、何やってんの」ということも言われて、凹んだりもしましたけど、外国人の中でも物怖じせずに、それだけ自分を出してプレイが出来たので、嬉しくも思えました。

オーストラリア人は、試合中と試合後のオンとオフがはっきりしていて、試合が終われば、自己中心的なプレイをしてしまっても、打ち解けて話すことができました。でも、ネイティブの人は容赦なく、英語を話してくるので、何を言っているのか理解しないといけないし、こっちからも発信しないといけない。そのプレッシャーは大きかったです。

英語が流暢ではないし、自己中心的なプレイをしてしまうこともあったからこそ尚更、「今日のプレイどうだった?」とか、「昨日の夜何食べた?」とか「仕事どう?」とか、ちょっとした話題でも、自分から話しかけるようにしました。そうしていくうちに、仲良くなる人も出来てきて、聞きづらいこともどんどん突っ込んできけるようになりました。今では普通のコミュニケーションは全く問題がないくらいにレベルアップができました。


留学して自分の中で変わったことはありますか?

まだまだ自分がやれることがたくさんあるなと思いました。というのも私の周りには、平気で3カ国語以上話せる人がたくさんいました。

勉強面では「英語はマストでプラスα他の言語も学んでいかないと。」と思うようになりました。勉強以外でもまだまだ知らないことだらけなので「百聞は一見に如かず」をコンセプトに、今後も今まで以上に行動していきたいと思います。

あとは自分にさらに自信がつきました。英語は本当に苦手で嫌いだったけど、がんばれば、苦手なことでもちゃんと結果が出ることを、知ることができました。

さらに、外国人に対する憧れがなくなりました。最初は、外国人がカッコイイという感じのイメージを持っていて、気後れする部分もありました。でも、一緒に生活していく中で、日本のいいところがすごく見えてきて、留学する前よりも、日本人としての誇りが出てきました。そして、憧れていた感覚から、気持ちの面で負けたくないと思うようになり、今では対等に付き合えるようになりました。

私の中で特に大きかったのは、留学してからの危機感だと思います。大学を出てすぐ留学したので、新卒ではなくなり、就職を考えると、留学をアピールポイントにすることは難しいと感じています。難しいから、その分、なんとしてでもプラスにしなければいけない。その危機感があったので、1日1日、一瞬一瞬を大切にしました。

だから、英語は全然しゃべれなかったけど、自分から動くようにしました。ここで動けないと、社会に出て、もっと大事な決断をしないければいけない時に、動けなくなる。「今動けないでどうする!」と自分に言い聞かせていました。

後は、失敗する回数を増やそうともしていました。私はは、失敗しないと成功にもつながらないと考えていて、リスクを乗り越えないと先につながらないと思います。留学という場は、言葉も生活環境も慣れてはいない場所で、失敗をするのにちょうどよい環境が整っていたと思います。

だから、オーストラリアでいっぱい失敗をすることができ、そこから成長もできましたし、自信にもつながりました。

今後の将来プランをお教え下さい。


オーストラリアに来て思うのことは、日本はすごくいい国。だから、日本を海外にアピールしていけるような仕事を考えています。ラクロスでは、自分ひとりが日本人で、だけど、その中でがんばってプレイをして、優勝することもできました。

それが楽しかった。

なぜ楽しかったのかと考えてみると、違う国の人同士が、一つの目的に向かって、何かを達成することができたからだと思います。社会人になっても、海外の人をどんどん巻き込んで、仕事をしていきたいと思っています。

スタッフより

地元のラクロスチームに飛び込んだり、英語に関してはストイックに勉強を貫き通してきた裕久さん。

もう留学終了まで1ヶ月を切っていますが、残りのパース留学生活を思いっきり楽しんで頂き、日本でも、持ち前の行動力で、就職活動をがんばって下さい!

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