オーストラリアン・ランゲージ・スクールズ(ALS)

CRICOS:02885G

【体験談】粘り強さが大切です!非常に濃く充実したTESOLコースの8週間!

入佐菜代さん 2017年10月20日


ワーキングホリデービザでタスマニアに滞在後、ブリスベンへ移動し、学生ビザでチャイルドケアコースとTESOLコースを受講された入佐菜代さん(Ms Irisa Natsuyo)。

「初日を含めて非常に濃い充実した8週間でした」とお話くださった語学学校ALSのCertificate IV in TESOLコース。

このTESOLコースの入学基準は、IELTS5.5相当ですが、菜代さんは事前にIELTS6.0(Speaking 6.5、Listening 6.0、Writing 5.5、Reading 5.5)を取得し、コースに参加されました。


TESOLコースの授業内容

 

コース初日は、理想の先生像やどんな授業が素晴らしいかなどをクラスメートと話し合うところから始まりました。その時に先生から送られた言葉“resilience(粘り強さ)”は、文字通りこのコースを受けるにあたって最も必要な素質だと思います。

授業は初日から非常に濃く、段階を踏まれたものでしたから、1日たりとも遅刻や欠席をするものかと毎日臨んで通学していました。

授業内容に関しては、授業の組み立て方や進め方、英語の基礎知識(発音や記事のジャンル分け等)、生徒のニーズの違いとその対応方法、児童英語の基本授業法など、たった8週間の中で様々なことの基礎を学びました。

授業で学んだことに沿って課題が設けられ、その課題は簡単に授業中に済ませられるものから、時間をかけて取り組むものまで合わせて60を超えました。

それとは別に、コース中に全部で8回模擬授業が課せられました。今思い返せば、初めて行った模擬授業から比べて、最終の授業はかなりの成長を遂げていたと思います。

数をこなすごとに、自分のどの部分が強みで何が足りないのかが次第に見えてきます。先生の細かい指摘の入ったフィードバックを読み返したり、他の生徒の模擬授業から得た技法やアイデアを取り入れてみたり、自分の授業に磨きがかけられていくのが手に取るようにわかりました。

さらに、実際にGeneral English(一般英語コース)のクラスを見学して、プロの先生方がどのように授業を進めているのかを見る機会を持つことも出来ました。

全部で3回、それぞれ違うレベルのクラスを見学したので、先生がレベルに合わせて授業の進め方を変えているのが手に取るようにわかりました。また、アクティビティ一つ一つに目的や目標設定がされており、それを追究することの醍醐味を感じながら見学していました。

また、このコースには、一日現地の州立小学校を見学する日が設けられています。3人ずつの4つグループに分かれてprep(小学校準備学級)からYear 6(小学6年)までの通常授業を交代で回りながら見学しました。先生だけでなく、子どもたちもとても温かく迎えてくれ、中には日本語で“こんにちは”と挨拶してくる子どももいて、フレンドリーな雰囲気がすごく良かったです。

子どもたちの創造性を大切にしており、自分の意見やアイデアを言葉や絵で表現したり、Year 6 でのPower Point を使った詩のプレゼンテーションには大変感心させられました。先生を目指す上で、この学校見学はとても有意義な体験だったと思います。


コース受講中大変だったこと

 

初日から課題が毎日出される上に、最初の週末にレッスンプランを考えるという難関の課題が出されました。それから毎週明けに模擬授業があるので、毎週末はレッスンプランを立てるという終わりの見えない課題にいつも追われ、遊ぶ時間が全くありませんでした。

それから、先生も多忙でしたから、質問をさせてもらえるタイミングもきちんと考慮に入れて、私はいつもレッスンプラン課題の計画を立ててやっていました。さらに、週明けにその週のスケジュールが発表されることが多かったので、アルバイトをしていた私にとってはシフトの兼ね合いが非常に大変でした。

時には、急に課題が渡されるので、バイトの後に寝ずにやったこともありました。また、たくさんの課題がレッスンプランと同時に出されるので、私はいつも優先順位をつけて整理しながらこなしていきました。


TESOLコースから学ぶことが出来たこと

 

レッスンプランを立てる上で、自分の英語を見直すことができました。それに、クラスメートの模擬授業の生徒役をしながら、新しい英単語を習ったり文法の復習をすることもできました。

その上、どのようにして生徒主体の授業を作るかというさまざまなテクニックやアクティビティも、クラスメートと学び合うことができました。最初は先生が喋りすぎて先生主体の授業になりがちでしたが、最後の実際の一般英語コース受講中の生徒向けに行った本番模擬授業では、生徒が80%ほど喋る生徒主体の授業を作り上げることができたと思います。


自分の強み、専門コースはこれが必要!

 

私はもともと自力で英語力を培っていたので、先生が言っている内容や模擬授業の教材研究、課題にはほとんど苦労しませんでした。他の生徒の中には、模擬授業中の生徒の間違い訂正や課題の作文に苦労している人がいました。

このコースを受けるにあたって、課題ではライティングスキル、模擬授業ではスピーキングスキルが求められるので、特にアウトプットの能力が重要だと思います。でも、先生がヒントや例をくれたり、友達が助けてくれたりしたので、それは大きな支えになりました。


8週間のコースを終えて

 

今思い返せば、初日を含めて非常に濃い充実した8週間でした。授業や課題で忙しかったのはもちろんのこと、嬉しい思いや悔しい思いもいっぱいしました。

だからこそ、この資格を無事に取得した時は何よりも嬉しかったです。私はいつも模擬授業をする前にハウスメートに生徒役になってもらってリハーサルを行なっていました。その度にレッスンプランを見直して推敲したり、生徒側の意見を取り入れたりしていたので、いつも自分のレッスンプランに自信を持って模擬授業に臨むことができました。

さらに、クラスメートとも意見を交換したり、助け合い、慰め合い、励まし合いながらこの怒濤の8週間を過ごしました。そう言った意味で、先生だけでなく色々な人に支えられて掴めた資格だと思っています。この8週間で得たものは私の中で非常に大きいです。

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