【体験談】「本当にこのままでいいの?」新卒での就活を辞めて選んだシドニー留学が、世界を広げてくれた話

Mitsukiさん 2026年10月29日

「みんなと同じように就活スーツを着て、説明会に行くことにどうしても違和感があって……」


大学卒業という人生の大きな分岐点で、周囲のペースに流されず「自分自身の道」を模索し、シドニーへの留学を決意したMitsukiさん。

語学学校ELCでの44週間の学び、そしてローカルカフェでのアルバイトを通じて、内向的だった彼女がどのようにして「自分らしい自信」を積み上げていったのか。等身大のリアルな留学生活と、これからの夢についてお話を伺いました。



留学概要

項目 内容
お名前 Mitsukiさん
留学時の状況 日本の大学を卒業(3月)して、半年以内に渡豪
留学先 / 期間 オーストラリア・シドニー / 11ヶ月(44週間・8月入学〜翌年6月卒業)
学校名 ELC(English Language Company)
コース 一般英語コース(A2(初級)レベル ➔ B2(中上級)レベル卒業)
滞在方法 最初の6か月は学生寮Iglu Chatswood、その後シェアハウス(日本人女性とのルームシェア)
おおよその家賃 週A$350(専用バスルーム付き)

留学のきっかけを教えて下さい

大学卒業を控えた時期、周りのみんなと同じようにスーツを着て就職活動をすることに、どうしても心が追いつかないというか、強い違和感を抱いてしまったんです。
「私は、本当はどんな道に進みたいんだろう」と立ち止まってじっくり考えたとき、以前からずっと興味のあった海外への挑戦が頭に浮かびました。

自分自身の進むべき道をしっかりと見つけたくて、思い切ってオーストラリアへ行くことを決めました。





なぜシドニーに行こうと決めたのですか?

数ある都市の中でシドニーを選んだのは、都会と美しい自然がすぐ隣り合わせにある環境にすごく惹かれたからです。それに、多国籍な文化が溶け込んでいて、世界中から集まる人たちの多様なアクセントに触れられるのも、自分を広げるのに魅力的な環境だなと思いました。

休日にフェリーに乗って大好きなマンリービーチへ遊びに行く時間は、私にとって何よりの癒やしになっていました。


↑クラスメイトとフェリーに乗って、マンリービーチに行った時


留学に向けてどのような準備をしていましたか

留学を決めてからは、絶対に現地での生活を無駄にしたくなかったので、渡航の1年前から準備を始めました。

日本でのアルバイト先のカフェに、大学の非常勤講師をされている英語の先生が来てくださっていたんです。そのご縁で、週に1回その先生からプライベートで英会話を教わっていました。自分でも単語帳を使って、なんとか基礎的な単語を増やそうとコツコツがんばっていました。

でも、いざシドニーに到着して生活が始まってみると……「あぁ、もっと日本にいる間に、文法や語彙といった英語の基礎知識を本気で固めておくべきだった」と、ものすごく痛感したんです。

基礎の土台がグラグラしていると、現地でスピーキングを伸ばそうにも、言葉を組み立てるのにどうしても時間がかかってしまいます。だから、これから留学を考えている皆さんには、「渡航前から中学や高校で習った文法の復習をして、単語の暗記とスピーキングの練習は、やりすぎるくらいやっておいたほうがいいです!」と、声を大にしてお伝えしたいです。

ELCでの学校生活や英語の伸びについて教えて下さい

語学学校ELCでのスタート時のレベルはA2(初級)でした。
そこから最初のうちは、ありがたいことに4週間ごとに順調に上のクラスへ上がっていくことができたんです。B2(中上級)クラスにいた時、学校から「次のC1(上級)クラスへ上がってみない?」と打診をいただきました。



すごく悩んだのですが……最終的に私は「あえてB2クラスに残る」という選択をしました。 C1クラスを見学した際、フランスやイタリアなどヨーロッパ出身の生徒が大半を占めており、授業中も圧倒的な発言力でディスカッションが行われていたんです。
当時の自分のスピーキング力では、あの環境に入っても十分に意見を伝えられず、ただ周りに圧倒されて縮こまってしまうのではないかと強い不安を感じました。
焦って背伸びをするよりも、自分に合った環境でしっかり基礎を固めて自信をつけようと考え、結果的にB2クラスに3〜4ヶ月ほど在籍することにしました。



自分のレベルや目的に対して、そのクラスを選んでよかったと感じる点はどこですか?

この選択は、私にとって大正解だったと思っています。B2クラスには南米や韓国、日本など多様な国籍の仲間がいて、みんなで励まし合いながら発言できる温かい空気感がありました。

授業では、最初のクラスから卒業までずっと担当してくれたDorothy(ドロシー)先生が、いつも私たちの不安に親身に寄り添ってくれました。教科書ばかりの退屈な授業ではなく、「Kahoot」というクイズゲームを取り入れた参加型のスタイルで教えてくれたため、とにかく毎日が楽しく、大満足の授業内容でした。



学校生活を充実させ、英語環境を自ら作り出すために決めていた『自分ルール』や参加したイベントはありますか?

英語の発音やディスカッションの授業で、周りとの実力差に落ち込むこともありました。しかし、「授業中は絶対に外国人の隣の席に座る」と自分の中でルールを決め、トルコやイタリアの友達に自分から積極的に話しかけるよう意識しました。



また、学校主催の遠足や、毎週水曜日にパブで行われる交流イベントにも積極的に参加したことで、クラスの枠を越えてたくさんの友達を作ることができました。


44週間を終える頃には、スタート時の不安が嘘のように、目標としていた「B2レベル」をしっかりクリアして卒業を迎えることができました。自分に合ったペースを守り抜いたからこそ、納得のいく成長を実感できています。


↑クラスメイトが私の卒業パーティーを開いてくれました!


シドニーでの生活について教えて下さい

留学生活でのもう一つの大きな挑戦が、アルバイトです。
私はオーストラリアの生活情報サイトなどを使って、ローカルカフェの仕事を見つけました。それより前は少しだけ日本食レストラン(ジャパレス)で働いていたのですが、そこを辞めてローカルカフェに飛び込んで、本当に良かったと思っています。



職場にはタイやイタリアなど、様々なバックグラウンドを持つスタッフが働いていて、共通言語は100%英語です。
英語でコミュニケーションをとるしかない、とても実用的で鍛えられる環境でした。



実は、働き始めた当初はコーヒーの淹れ方なんて全くわからなかったんです。でも、お店の仲間たちが段階を踏んで本当に優しく指導してくれて、今ではラテアートから商品の提供まで、すべて一人でこなせるようになりました。

カフェでの接客を通じて、お客様から話しかけられた時に、頭の中で翻訳を挟まずにパッと自然な英語で応対できた瞬間があったんです。そのとき、「あ、私、ちゃんと英語で仕事ができているんだな。本当に英語力が伸びたんだ」と、これまでにない確かな成長を実感することができました。


↑いつもワンコと来てくれる常連さん

カフェでは毎日美味しい賄いを出してもらえるので、シドニーの高価な外食費を抑えるのにも本当に助かりました(笑)。


↑バイト先のボスがお好み焼きを作ってくれました

滞在先について教えて下さい

最初の半年間は学生寮に住んでいました。
Iglu Chatswoodはとても綺麗で、学校までも電車のタイミングが良ければ30分以内に行けるので立地も良かったです。



自分の部屋はあるんですけど、キッチンとかリビングがシェアなので最初はすごく緊張してて…。でも、一緒にご飯食べに行けるくらい仲良くなれたルームメイトたちに出会えて、本当に恵まれてたなって思います。


↑学生寮のルームメイトたちとディナーに行った時

その後に引っ越したシェアハウスも、日本人女性とのルームシェアで専用バスルーム付き、週A$350で、他と比べても信じられないくらい綺麗で恵まれた条件の部屋に住むことができ、生活面でも本当に幸運に恵まれたなと感じています。


↑オウンバスルーム付きのMitsukiさんのシェアハウス


↑シェアハウスにはワンコのNanaちゃんもいました♡


シドニーはどんなところが良かったですか

シドニーは便利な大都会でありながら、少し足を伸ばせば美しいビーチや豊かな自然に触れられます。特にお気に入りのマンリービーチにフェリーで向かう時間は最高です。



あとは「内向的な自分」を優しく変えてくれる温かい雰囲気があるところです。
オーストラリアの人たちや、多国籍な友人たちの温かさに触れるうちに、以前は内向的だった私が、自分から「Hi!」と積極的に話しかけられる性格に変わっていきました。この変化を見て、日本にいる父や兄も「自分たちも英語を勉強してみたい!」と言ってくれるようになったのがとても嬉しいです。


これからシドニー留学する人に向けて、アドバイスはありますか

交通費がとにかく高いです。シドニーは公共交通機関の運賃が高く、語学学校生は学割が効かないため、週に上限A$50ギリギリまで交通費がかかってしまうのがお財布に少し響きました。



あとは英語です。授業でクラスメイトたちが流暢に話してて、圧倒されて普通に心が折れかけました。でも諦めずに、自分から話すしかない環境にずっと身を置いたのが、一歩踏み出せたきっかけでしたね。これから行く人へのアドバイスとしては、何回も言っちゃうんですけど、文法とかの基礎復習は本当にやっておいたほうがいいです!

留学を終えたMitsukiさんのこれからについて教えて下さい

今回の44週間の留学生活を通して、私はシドニーという街の素晴らしい生活環境や、出会った人たちの優しさに、心から魅了されてしまいました。

なので、一度日本に一時帰国をしますが、そこで立ち止まるつもりはありません。
もう一度学生ビザを再申請して、再び大好きなシドニーに戻ることを決意しました。



次は、進学コース(パスウェイ)を経て、現地の学校へ進学する計画を立てています。
シドニーでの留学やこれからの進学で身につける確かなスキルを活かして、いつか自分だけのオリジナルのキャリアを築いていけたらいいなと、今からとてもワクワクしています。

あのとき、日本での就活の波に流されず、勇気を出して最初の一歩を踏み出して本当に良かったです。私の挑戦は、まだまだこれからも続いていきます。


スタッフより

Mitsukiさんと初めてお会いしたのは渋谷オフィスでの対面カウンセリングでした。どこか控えめで謙虚でありながらも、自分の意思をしっかり持って前に進もうとする「芯の強さ」がある方だなというのが第一印象。

「内向的だった」とおっしゃるMitsukiさんですが、現地でご自身に合った学びのペースを見極め、求人サイトを駆使していい条件の住まいやローカルカフェでの仕事をご自身の手で掴み取っていく姿は、本当にたくましく、まぶしいほどの成長でした。

カフェのお客様に適切な英語でスムーズに接客できたお話を聞いたときは、私も自分のことのように嬉しく、胸が熱くなりました。Mitsukiさんの挑戦する姿が、日本の温かいご家族の英語学習への意欲まで火をつけたというエピソードも、本当に素敵です。

卒業式の日に撮影された、大好きだったDorothy先生との温かい笑顔の写真からも、Mitsukiさんがどれほど充実した44週間を過ごされたかがしっかりと伝わってきました。

再びシドニーに戻り、新しい夢に向かって自分だけの素晴らしいキャリアを切り拓いていかれるのを、これからもずっと応援しています。