【体験談】10年越しの夢を叶える!人生で一番英語と向き合う時間。ブリスベン留学体験記

鮎澤 悠美さん 2025年5月19日

社会人として10年働き節目を迎え、「やりたいことをやろう!」と休職して留学することにしました。

行き先はオーストラリア。10年前に4ヶ月だけオーストラリア留学をしたことがあり、それからもずっと行きたいって思っていました



もともと大学院留学を考えていましたが、学術的な英語というより、もっと実生活に結びつく英語力を伸ばしてキャリアに活かしたいと思い、語学留学にすることを決意しました。

留学準備、何をしたか教えて!


①留学エージェント選び

現地でのインターンシップに興味があり、「インターン オーストラリア」で調べたらオーストラリア留学センターの学生さんの体験談を見つけて、読んでみていいなって思いました。



せっかくの留学なので安心できる大手のエージェントにお願いしたいというのもあり、問い合わせをしました。

また、オーストラリア留学センターは現地にオフィスもあるため、有事の際も安心出来ると思い、オーストラリア留学センターを介しての留学を決めました。

②学校選び

インターンシップの他、ケンブリッジ英検に挑戦することを決めていました。
そのためインターンシッププログラムを提供していて、試験対策コースも強いラングポーツを選びました。

③英語の勉強

元々大学院進学を考えていたのでIELTSの勉強をしていました。語学留学にプランを切り替えてからも継続して勉強していました。仕事が終わった後にはオンライン英会話を行ったり、英語塾に通うなど、留学に向けての準備を行っていました。


ラングポーツでの留学生活スタート!





■悠美さんの留学中のコース変遷と英語力レベル

・一般英語コース(中級:2週間

・一般英語コース(中上級):4週間

・IELTSコース:5週間

・ケンブリッジFlexiコース:4週間

・ケンブリッジClosedコースFCE 12週間
↓ 
・ケンブリッジClosedコースCAE 10週間


⚫︎一般英語コース

ラングポーツの先生は、みんな親身で優しく、本当に素晴らしい方ばかりでした。

最初の先生であるAli先生はとにかくフレンドリーで優しい先生でした。ゲームやアクティビティを通して、英語を楽しく学ぶことが出来ました。

10年ぶりの留学に不安を感じていましたが、Ali先生やクラスメイト達のおかげで、楽しく学校に通い始めることが出来ました。



ラングポーツのUFO(一般英語)コースでは、各セクション毎にレベル分けがされており、苦手な部分を克服し、得意な部分を伸ばせるようにプログラムが組まれています。
また、どの先生も、例えば「Intermediate(中級)の学生はここまで理解できる」などしっかり把握しています。そのため、基礎を固めつつ、着実にレベルアップしていけると思います。

⚫︎IELTSコース

IELTS対策コースでは、5週間かけて試験対策に集中しました。

試験対策のコースは、具体的な目標に向かってみんなで切磋琢磨しながら頑張って行くのが特徴です。そのため、UFOコースとは雰囲気が少し変わります。

UFOを受講している学生さんはアクティビティに参加したりと、楽しく過ごしますが、試験対策コースに入っている学生たちは学校を楽しむというよりも、目標に向かって走っていくイメージです。

クラスメイトの大半は、「IELTSでスコアを取り、現地の大学や大学院に進学したい」という目標を持っており、その分、英語に向き合う真剣度も高いです。

このコースを受講して、最も良かった点は、元試験官だった先生方から直接指導を受けられたことです。

先生方は採点基準やスコアアップのテクニックを熟知しており、それに基づいて的確に指導をして下さいます。

授業では特に、WritingとSpeakingの対策に特に力を入れて指導してくれました。

週に1度、模擬テストがあり、最終週では7.0のスコアを取ることができました。周りのヨーロッパ出身の留学生たちの英語力の高さに圧倒されると同時に、とても刺激を受け、モチベーションの向上につながりました。

元々、リスニングに対する苦手意識があったのですが、IELTS対策を経て、着実にリスニングのスコアがアップし、すごく嬉しかったです。

⚫︎Cambridge Flexi (FCE→CAEレベル)
ケンブリッジ対策コースに入る前に、Flexiコースで準備をしました。
特に、Flexi(FCE)コースの担当でもある、Mark先生は文法がすごく得意な方で、とても細かい点まで分かりやすく指導して下さいました。

ここで学んだことは後々Use of English(文法問題)で効果がでました。

FCEレベルに2週間、CAEレベルに2週間在籍しました。ホリデーを挟んでの受講でしたが、レベルが上がってもしっかりついていくことができました。

目標だったケンブリッジ試験対策コース

実はケンブリッジコースで勉強し初めて1週間目、心が折れかけました

実際コースについて相談のメッセージもいただいていましたよね!


はい。でも12週間のこのコースをやり遂げたことは、間違いなく自分のためになったと自信を持って言えます。

心の底から、このコースを受講して良かったと実感しています。留学生活の中で、一番勉強して、一番英語と向き合った期間になりました。


◾️恩師との出会い
クリス先生(ケンブリッジ担当講師)との出会いは正直衝撃的でした。今まで出会ったことのないタイプの先生で、生徒に合わせてくれるのではなく、ネイティブのスピードで話し、高いレベルを求めてきます。

「ああ、これがネイティブなんだな、今までの先生たちはみんな私たちに合わせてくれていたんだ!」って気づきました。



クリス先生は、試験に関する豊富な知識と指導経験を持っています。

個人のレベルや国別の特徴に応じた、指導をしてくれました。

「頑張れば、合格出来る」というクリス先生からの言葉や、一緒に頑張っていたタイ人の仲良しのクラスメイトの存在に支えられながら、コースを最後まで走りきることが出来ました。


◾️一緒に頑張るクラスメイトたち

クラスの雰囲気も、一般英語コースの感じからガラっと変わり、試験合格に向けて、クラス一丸となって取組んでいきます。



クラスメイトの中で日本人は私だけで、ドイツ、台湾、スペイン、ニューカレドニア、コロンビア、タイの学生さんと一緒に学びました。

1つ上のレベルであるCAEの生徒との合同クラスだったため、当初は授業について行くのに必死でした。

正直、勉強がきつく、大変で諦めようと思うことも何回かありましたが、ここでやめたら負ける気がして、悔しさをバネにくらいついて行きました。

ケンブリッジでは総合的な英語力が求められます。IELTSはよりアカデミックよりで、ケンブリッジは実生活に結びついていて、とても実用的です。そのため、勉強する範囲は多岐に及びますが、コミュニケーションを取る上で、欠かせない力が身に付くと思います。


◾️ケンブリッジコース1ヶ月を過ぎた頃から、英語がクリアに聞こえるように

早くて聞き取るのが大変だったクリスの英語に、4-5週目くらいから慣れて、少しずつ聞き取れるようになっている自分がいるのに気づきました。

アルバイトも並行して行っていました。カフェの仕事でも、お客さんのオーダーを聞き返すこともほぼなくなり、日常生活や学校生活を送る中で、リスニング力の向上を実感する場面が多くありました。

ケンブリッジコースを頑張る悠美さんに、キャンパスでお会いすることができました!


メイさん、私頑張ってます〜!とハグしてくれた悠美さん。お会いできて、笑顔が見れて安心しました。


自学習も大事になる試験対策。悠美さんはどんな努力を重ねたの?


⚫︎自学習もきっちり行う

ケンブリッジ試験対策コース(Closedコース)では、授業に集中することはもちろん、授業以外にも自主学習も並行して行っていました。授業で学んだことの復習に加え、単語帳やCambridgeから出版されているテキストを用いて、ひたすら自主学習に取り組みました。

⚫︎リスニング強化

クリス先生からは、TED(最長5分)を聞き、それを要約するタスクを行うようにアドバイスされ、課題として割り当てられました。正直、洋楽にはあまり興味がなかったのですが、リスニング対策のためと思い、聴きました。この課題は、リスニングの向上はもちろんのこと、リーディング、ライティング、スピーキングの改善にも大いに役立ちました。

◾️アルバイト経験

アルバイトは、到着してから2〜3週間で商業施設のクリーナーの仕事を見つけました。

またカフェで働きたいという希望もあったので、並行してカフェジョブも探していました。

Hello talk(アプリ)を通してローカルの友達ができ、カフェで働きたいと話していたところ、その友達の友達がカフェのオーナーだったため、その職場を紹介してもらえました。

ローカルの人たちはローカルならではのコネクションを持っています!
オーストラリアでは、スキルと同じくらい人脈がとても大切だと実感しました。



現地の友達を作ることで、オーストラリアの文化を深く知ることが出来ると同時に、もっとコミュニケーションを取りたいという気持ちは、英語力を向上させる上で、とても重要です。

最初はスキルがなかったため、ボランティアとしてカフェで働き始めましたが、自己投資としてバリスタコースにも2週間通い、徐々に仕事に慣れていきました。




最初はオーダーを聞いても聞き取れないこともあったりしたのですが、一生懸命働いていれば、周りの人が必ず助けてくれます。

お客さんの温かさにも触れることが多く、接客を褒めてくれることも。そんな言葉が自分にとってのモチベーションになっていました。

仕事探しは、友達に仕事を探していることを伝えておくことも大切です。

ブリスベンで人気のあるラーメン屋さんでもしばらくの期間働いていたのですが、そこで働くことになったきっかけは、シェアハウスのインスペクションに行った際に、お部屋のオーナーがそこで働いていたということでした。

雑談から仕事に繋がることもあるため、色んな人との縁を大切にすることが大事だと思います。


◾️滞在先について

ブリスベンの大きな総合学生寮であるStudent Oneという学生寮に住んでいました。良い点は、立地が良く、勉強スペースがあることでした。マイナスポイントは、ランドリーに毎回費用がかかることですかね。

一度シェアハウスに引っ越しましたが、Student Oneのフラッシュセールで週300豪ドルの部屋を見つけたので、環境も良いので戻ることにしました。Female Onlyの部屋を希望したところ、すぐに対応してもらえたのも良かったです。

留学最終章の過ごし方

目標としていたケンブリッジ検定試験FCEに合格し、今はその一つ上のレベルであるCAEのクローズドコースで頑張っています。本試験がどうしても留学期間では受けられないので、引き続き勉強を続け、日本に帰国後CAEレベルの試験にもチャレンジしようと決めています。それまでCAEとコースで最後まで英語力をブラッシュアップしていこうと思っています。
あと、日本の友達が遊びに来てくれる予定なので、最後はブリスベンを思いっ切り満喫して帰ろうと思っています。モートン島などクイーンズランド州のどこか素敵な場所を訪れたいです。


Queensland Morton Islandより写真引用

留学に来てみてどうだった?


「本当に留学して良かった」という一言に尽きます。
留学に来なかったら出会えなかった大切な人たちに、沢山出会うことができました。
そして、かけがえのない、時間を過ごすことが出来ました。



日本にいた時は、仕事に忙殺され、日々のルーティンの中にいてあまり記憶がないのですが、こちらでの留学生活は、毎日が新鮮で、1日1日がとても濃く感じています。

社会人経験を経てから留学したことで、学生時代の留学とは違った視点で物事を捉えたり、行動することができました。

オーストラリアは、年齢や性別、国籍などに関係なく、みんなが自分らしく生きられる場所だと思います。「こうあるべき」という固定観念にとらわれず、自由に、幸せに生きている人々から、多くの刺激を受けました。

オーストラリア留学で得た経験は、今後の人生においても必ず役に立つと信じています。

もし留学に行くことを迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

踏み出したらなんとかなります。踏み出さなかったら何も始まらないから。

行かないで後悔するのは、本当にもったいない。不安な気持ちもあるかもしれませんが、ほとんどの不安は現実にはならないし、なんとかなるので、大丈夫です。

色々なことに積極的に行動してみてください!


留学成功の秘訣を教えて!

◾️具体的な目標を持つ

留学成功の秘訣は、具体的な目標を持つことです。

私の場合は、ケンブリッジ試験に絶対合格するという目標があったからこそ、頑張ることができました。

留学中の時間ってあっという間に過ぎていくので、ボランティアをやってみたい、こんなところで働いてみたい、など細かい目標もリストアップしておくことをおすすめします。


◾️良い仲間に出会う

そして、最大の秘訣は素晴らしい人達に出会えたことです。
1番長い時間を過ごしたラングポーツでは、本当に素晴らしい先生やクラスメイト達に恵まれました。
特に、スクールディレクターのリリアン先生には、いつも親身になって相談に乗っていただきました。



積極的に話しかけることで、先生方との仲も深まり、より多くのサポートを受けることができました。

何か困ったことがあれば、遠慮なく先生方に相談することをお勧めします。聞かないのはもったいないです。待っているだけではなく、自分から掴み取りに行く姿勢が大事です。


◾️信頼できるエージェントに相談すること

最後に、留学は信頼できるエージェントを利用するのが大切です。



何かあった時、困った時に相談できる人がいるのといないのとでは全然違います。インターネットの情報は信憑性がわからないこともありますが、現地にオフィスがあるエージェントは現地のこと、生の学校の情報をよく知っているので信頼できる情報を提供してくれます!

スタッフより

悠美さんは留学のご相談をいただいた時から、具体的な目標とやりたいことがとても明確にあったのを覚えています。その目標に向けてどの学校であれば実現できるかと一緒に考えた日を覚えています。

留学中もケンブリッジコースで大変な思いをしている姿や、リアルな声をその場その場でお聞かせいただいていましたが、いつも頑張っている悠美さんの姿を見ていると、心配もしつつも、”きっと悠美さんであればできる!大丈夫!”という自信が私にもありました。

留学後半戦では、無事に目標であったケンブリッジ資格を取得され、周りの学生さんたちを励ましている姿も印象的でした。

何事も待っているのではなく、掴み取るという姿勢は本当に大事だなと私もたくさんのパワーをいただきました。

さらにステップアップされたこれからの悠美さんのご活躍も、変わらず応援しています:)