【体験談】高卒の進路は一つじゃない!好きを追いかけ、ワーホリで確信に変わった将来の夢
Naayaさん 2025年5月14日
「学校が本当に楽しい!」と、ワーキングホリデー(ワーホリ)滞在中いつも笑顔で語ってくれたNaayaさん。
高校卒業後の進路に疑問を感じ、「みんなが大学へ行く」という流れに違和感を覚えたNaayaさんは、自身の「好き」を追求する道を選びました。そして、そのワーホリ生活の中で、Naayaさんは自身の将来の夢を明確にし、目標をしっかりと定めてから大学進学という新たな一歩を踏み出します。
進路について悩んでいる多くの高校生に向けて、「決して一つの道だけではない」と語るNaayaさんの体験談は、きっとあなたの背中を押してくれるはずです。ぜひ、彼女のリアルな経験を参考に、自分らしい未来を見つけてみてください。
ワーホリのきっかけは何でしたか?

自分の「好き」から選んだ専門学校進学
高校を卒業した後の進路について、明確な答えが見つからないまま悩む時期がありました。高校を卒業してすぐに大学へ進学するという一般的な道が、当時の自分にはピンとこなかったのです。
幼い頃からの海外への憧れに加え、中学で英語が好きになり得意だったこともあり、「いつか留学したい」という思いを抱いていました。そのため、高校卒業後は、まず英語の専門学校に1年間通いました。
専門学校で1年間大好きだった英語の学びを通して、海外に行きたいという気持ちがより強くなり、留学について調べている中で「ワーホリ」という選択肢を知りました。
ワーホリ渡航の決断と不安
ワーホリについては、「日本人は英語も話せず皿洗いをする」というあまり良いイメージではなかったのですが、調べていくうちにワーホリの「自由度の高さ」が大きな魅力だと感じるようになりました。働きながら学校にも行け、旅行もできるなど、自分で自由にプランを立てられる点に魅力を感じたのです。
ワーホリに行くことを決めた時、周りの友人のほとんどは大学へ進学していました。そんな中で自分だけ違う道を選ぶことには、正直なところ不安もありました。しかし、このワーホリに出発できたのは、私の周りのいろいろな人たちの助けがあったこと、そして何より家族が私の選択を応援してくれたことが大きかったです。特に母は、私のやりたいことを否定せず、「行きたかったらいいし、好きなようにしなさい」と私の気持ちを尊重し、応援してくれる存在でした。家族の理解とサポートがあったからこそ、不安を感じながらも一歩踏み出すことができたのだと思います。
語学学校はどうでしたか??

多文化に触れる事のできる貴重な時間だった
ワーホリに来てみて、一番楽しかったのは、UEC/ユニバーサル・イングリッシュ・カレッジ(語学学校)での時間でした。「日本人以外の人たちとこんなに近くで関われる機会が初めてだった」からです。
学校には南米(チリ、コロンビア、ブラジルなど)を中心に様々な国籍の人がおり、彼らと交流する中で、世界中の文化や価値観を身近に感じることができたのが、すごく良かったと感じています。彼らとは主に英語で会話しましたが、スペイン語を教えてもらうこともありました。
日本の学校とは違い、UECの先生たちは積極的に英語を話す機会を作ってくれたり、グループディスカッションの時間をたくさん作ってくれたのが特に良かった点です。例えば、「あなたを幸せにするものは何ですか?」というトピックで話し合った時は、国によってお金と答える人がいたり、家族や友達と答える人がいたりと、それぞれの価値観に触れることができたのは、とても印象深い経験でした。
授業以外でも、学校主催のイベント(クリスマスやハロウィンなど)やピクニックがあり、クラスを超えて友達を作る機会もたくさんありました。ホームステイ先でも、ホストファミリーがとても優しく、ビーチに連れて行ってくれたり、クリスマスのホームパーティーに参加させてくれたりして、オーストラリアの文化を体験できたことも良い思い出です。
よく「英語を通していろんな人とコミュニケーションをとることは、自分の世界を広げてくれる」「視野が広がる経験はほんとうに楽しい」と言われますが、「実際に海外に出て体験してみないとわからないものだな」と感じた時間でした。実際は、考えていたよりかなりワクワクした毎日でした。
ワーホリにきて得られたことは何でしたか?

将来の目標が具体的に
ワーホリでの最も大きな収穫は、「英語でのコミュニケーションを通じて世界が広がる」という素晴らしい経験ができたこと、そして、この経験を「誰かに伝えたい」という思いが強く芽生え、「英語の先生になりたい」という具体的な将来の目標に繋がったことです。
実は、専門学校卒業後にワーホリへ行こうと決めたものの、ワーホリへ行く準備を進めている間に、大学進学についても再び考え始め、出発前はまだ迷いもありました。将来の選択肢を広げるようと、英語を使って仕事ができる「英語の先生」になるために、大学で教員免許を取りたいとも考えていたからです。しかし、ワーホリでの経験を経て、当時は「選択肢の一つ」と思っていたものが、明確な目標に変わりました。
自分についての多くの気付き
オーストラリアでの一人暮らしは自分にとって初めてで、自分で全てをやらなければならない環境で生活したことは、「自立心」や「責任感」を養う上でとても大きな経験だったと感じています。家探しに苦労したり、仕事探しが遅れてお金が減っていったりした経験から、「先のことを考えて早めに行動すること」の重要性を痛感しました。理想だけではやっていけない現実を知り、それは自分にとって「自己分析のいい機会」になりました。自分が足りないもの、自分の傾向(例えば一つのことに固執しやすいなど)を理解できたのは、この経験があったからこそだと思います。そして、当たり前に生活できていたことが、両親のおかげだったのだと心から感謝するようにもなりました。
この様々な経験を通して、「ワーホリをすることの魅力」というのは、「実際に海外に住んでみることなのだな」と思いました。英語だけ学ぶことは日本でもできますが、この環境での生活は、いろいろな点で、日本ではできなかっただろうと思います。
大学進学が決まってどんな気持ちですか?

ワーホリ中、一時日本に帰国して大学受験ををしました。その後引き続きワーホリ生活に戻ったのですが、滞在中に無事「大学合格」のお知らせを受け、喜びつつも安心しました。そして、大学合格という結果を得たことで、「大学入学に向け、もっとしっかり英語の勉強をしておこう!」と、改めてUECに通うモチベーションがあがりました。
大学では、自分よりも年下のクラスメートが多くなるかと思いますが、ワーホリで様々な年代やバックグラウンドを持つ人たちと関わった経験、そして自分自身の異なる人生経験があるので、新しい環境での学びや人との出会いも楽しみにしています。
進路に迷っている高校生の皆さんに伝えたいことはありますか?

選択肢は無限にある
高校卒業後の進路は、必ずしも大学に進学することだけではなく、「選択肢は無限にある」ということを知ってほしいと思っています。周りが大学に行くからと焦る必要はないですし、もし一度決めた道がうまくいかなくても、別の道も必ずあると知りました。
ワーホリは、多様な文化や価値観に触れ、自分の視野を広げる絶好の機会です。そして、海外での一人暮らしは、自分で考えて行動し、困難を乗り越える中で自分自身を深く知る機会にもなります。そこで得られる経験は、英語力だけでなく、自立心や責任感、そして将来やりたいことを見つける大きな力になるはずです。
進路に迷っている高校生の皆さんにとって、海外に出てみる、色々な人に出会ってみる、という経験も、自分の「好き」や将来の方向性を見つけるための、素晴らしい経験になると思います。