【体験談】オーストラリアの大学進学を目指して挑んだ30週間の進学英語準備プログラム!

金光芽亜さん 2020年7月3日

ウーロンゴン大学への進学を目指すため、語学学校ユニバーサル・イングリッシュ・カレッジの進学英語コース(AEP)に30週間通われた後、現在はウーロンゴン大学付属カレッジに通いDiploma of Businessを学ばれている芽亜さん。

なぜオーストラリアの大学進学を決断されたのか、語学学校の進学英語準備コース(AEP)の実際やコース受講中の苦労について語って下さいました。

高校卒業後にオーストラリアにて大学進学を検討されている方、高校卒業後の進路に悩んでいる方に是非お読みいただきたい体験談です!




英語が話せるだけでは将来武器にならないと思い、留学を決意


初めは日本の大学の英文科に進学することを考えていましたが、今の世の中、日本にも英語を喋れる人はたくさんいますし、日本で英語を勉強して英語が話せるようになるだけでは将来武器にはならないのではないかと思いました。

そこで、将来役に立つ知識やスキルを身につけるためにも、英語で何かを学びたいと思い、高校2年生の春頃から徐々に経済学に興味を持ち始め、経済学を英語で学んでみたいと思いました。

経済学に興味を持ったきっかけは、テレビで世界の経済格差の現状について知ったときでした。発展途上国が医療や食料面での経済支援を受けた後、その国自体がどのように経済発展を遂げていくかというプロセスに興味があり、自分も将来発展途上国などの経済活動の支援に携わりたいと思ったことが一つのきっかけとなり、この道を決めました。

そして、経済学に強い大学を探していくうちにウーロンゴン大学を知り、高校3年生の夏に一度オーストラリアへ渡り、ウーロンゴン大学のオープンデーに参加しました。




後悔はしたくないので自分の進みたい道を選ぶ


ウーロンゴン大学オープンデーに参加後は、私の中の留学への意志が確かなものになっていました。

それでも、私が通っていた高校は、高校3年生からひたすら大学進学に向けて勉強をするカリキュラムだったので、担任の先生も周りの友達も、皆が日本の大学へ進学することを目標に頑張る中で、オーストラリアの大学に進学したいということを話すには勇気が必要でした。

しかし、自分の進みたい道を諦めて後々後悔をしたくないと思い、高校3年生の秋に進路相談担当の先生にオーストラリアの大学へ進学することを伝えました。その後は、留学のために必要な知識や準備について自分自身で調べ、渡航の日まで留学へのモチベーションを保ちながら、日本の高校を卒業するために皆と同じように勉強を続けました。




語学学校ではアカデミック英語プログラムからスタート


私の留学プランは、語学学校の進学準備英語コースへ通い、ウーロンゴン大学付属カレッジでDiploma of Businessを勉強し、その後ウーロンゴン大学へ編入しBachelor of Commerceを勉強するというものです。

進学に必要な英語力を伸ばすために、語学学校Universal English College(ユニバーサル・イングリッシュ・カレッジ)に通いました。選択のポイントは、ウーロンゴン大学へのパスウェイを持っていること以外にも、国際色豊かで、学生サポートが充実している、経験豊富な先生による英語の授業が受けられるなど、口コミを参考にして選びました。

実際にユニバーサル・イングリッシュ・カレッジに通ってみると、真面目だけれどユーモアがあり、熱心に指導してくれる先生の人柄や、フレンドリーで気軽に話しかけることができる受付スタッフなど、安心して学校生活が送れる環境でした。




実際にアカデミック英語プログラムを受講して

アカデミック英語プログラム(AEP)は1、2、3に分かれていて、各10週間で構成されており、進学に必要な英語を身につけるためのコースです。



▼AEPのタイムテーブル例

AEP1では、全ての英文法やより学術的なボキャブラリーについて身につける授業の他、進学後に必要な基本的なプレゼンテーションスキルやパソコンスキルを身につけました。

毎週末の課題の一つに、自分が選んだニュース記事の要約、ボキャブラリーをピックアップし、週明けにクラスメイトの前でプレゼンテーションをするというものがありました。毎週プレゼンテーションをすることで、人前で英語を話すことにも慣れ、回数を重ねる毎に自分のプレゼンテーションスキルに自信をつけることができます。

入学時期によって異なると思うのですが、私が通学していた時のAEP1のクラスメイトは6名で、トルコ2人、中国2人、タイ1人で、日本人は私1人でした。

AEP1の初日はこれまでにないくらい緊張していたのですが、先生がクラスメイト同士が馴染めるような雰囲気作りをしてくれたことで、楽しく、クラスメイト同士がお互いに声をかけやすいやすい雰囲気で授業を受けることができました。


AEP2では、大学の授業に必須なビジネスレポートの書き方を学び、そのプレゼンテーション方法についても学びました。さらにAEP1にはなかったグループプレゼンテーションの方法についても練習しました。

グループプレゼンテーションはおよそ3人1グループで行い、学校内の衛生環境、校内自販機の利用など学校内の環境について学生を対象に調査を行い、調査結果を集計し、考察をまとめ、パワーポイントを使って1グループあたり15分のプレゼンテーションを行います。

15分のプレゼンテーションの中では1人あたりの持ち時間が決まっており、それぞれが役割を持ってプレゼンテーションの準備を進めていきます。調査から発表までの準備期間は2〜3週間でした。先生が適宜アドバイスをくれるので、グループ内で誰か一人が遅れをとってしまうことはありませんでした。


AEP3では、進学後に必要とされる実践的なスキルの一つであるエッセイの書き方について学びました。「遺伝子組み換え食品について」などの学術的な内容をテーマに、約1000単語の長さエッセイを書く練習をしていきます。特にArgument essayという自分の意見や実際の事例、参考文献をもとに論証していくエッセイの書き方を練習したのですが、現在のカレッジへ進学後も既にたくさんエッセイを書く機会があるので、AEP3で習った内容がとても役に立っています。

AEP2・3ではそれぞれ1クラスが12〜15人で構成されていました。大学進学を目標にしている方が多いので、皆モチベーションが高く、10週間という決められた期間を一緒に過ごすこともあり、仲間意識が芽生えてとても充実した学生生活を送ることができました。




毎日の復習は必須!進学に向けてひたすら頑張る


AEPでは、授業で習ったことを自分のものにするために、毎日の授業の復習がとても大切になります。私は平日の学校終了後に友達と図書館に行って勉強したり、とにかく毎日授業の復習を欠かさずにしていました。

毎週火曜日以降はプレゼンテーションなどの授業の準備やメインの課題に集中するために、毎週月曜日までに小さな課題を終わらせるなど、自分なりにプランを立てて課題を進めていく必要があります。そのため土日は1日各3〜4時間くらい勉強していました。プレゼンテーションやエッセイの提出期限が迫っていた時はそれ以上の時間を費やしていたと思います。




全てが初めてだったAEP1受講中が一番辛かった


AEP2・3は課題も多くて、授業も徐々に難しくなっていくので大変でしたが、「自分は頑張っているじゃん!」と思いながら毎日過ごしていたので、忙しい中でも楽しみながら過ごせていたと思います。

それに比べてAEP1の時は、初めての海外生活、初めての語学学校通学、初めての一人暮らし…など、初めてのことがたくさんありすぎて、精神的に一番辛かった時期だったと思います。その中でも、先生やクラスメイトに支えられて何とか頑張ることができましたが、今振り返ってみるとAEP1受講中はAEP2・3受講中の課題に追われていたときよりも精神的に辛かったです。

AEPは、課題への取り組み方や、プレゼンテーションの仕方など、慣れるまでは覚えることも多くて大変ですが、慣れてきて要領を掴めてくれば、楽しさや充実感を感じることができますし、常に先生が細やかなアドバイスをくれるので、安心して授業に参加することができました。

また、AEP1から3を通してそれぞれコースが10週間終わった時に同じテストを受けるのですが、AEP1の終了時のテストの結果はリスニングが9点だったのに対し、AEP3終了時に全く同じテストを受けた時はリスニングが34点にまで上がっていて、自分の英語の伸びを感じることができました。




将来は日本の地域開発に携わりたい


今後は日本で経験を積みながら、将来的に色々な仕事に挑戦したいと考えています。
今現在は大学進学の準備段階として、ウーロンゴン大学附属カレッジにてビジネスを学んでいるのですが、その中でもマーケティングにとても魅力を感じています。

マーケティングは、自分の商品やその価値をどのように他者にアピールしていくか、商品を売っていくかということを勉強していきます。これらの勉強は、日本での地域開発や地域コミュニケーションなどの発展のためにも役に立つのではないかと思い、将来は日本の田舎や地域開発などにも貢献できたら良いなと考えています。

今はまだ将来大学での専攻を決めるために、幅広いビジネスの知識を学んでいるので、その学習環境を楽しみながら、徐々に将来のことを見据えていきたいと思っています。




これからオーストラリアの大学進学を考えている方へメッセージ


留学中は挫けそうになることや辛いこともあるかもしれませんが、留学前に予め小さな目標や「自分はこうなりたい」ということを決めておくと、挫けそうになった時に頑張ることができると思います。

そして、進学を考えている方は、入学基準の英語レベルに少しでも近づくために、事前に英語力を上げておくことをお薦めします。私の友達は、大学入学基準にIELTSの点数が0.5足りず、希望の大学に進学できずにとても悔しい思いをしていました。目標の英語力に余裕を持って到達するためにも、事前に可能な限り英語力を上げておくと良いと思います。

スタッフより

AEP1から3の全ての成績でAをマークしご卒業された芽亜さんですが、その裏では多くの苦労を経験され、毎日が努力の連続だったことと思います。
留学経験を通して友達の支えや家族のありがたみを身を持って感じていらっしゃると話されていたのがとても印象的でした。

今後も芽亜さんのご留学生活が充実したものになり、将来の夢に向かって前進できるようスタッフ一同応援しています!