【体験談】語学留学をして変わったこと−自分自身を表現をするようになった!

山中翔太さん 2019年10月11日


東京の大学を1年間休学し、ブリスベンに語学留学をされた山中翔太さん(Mr Shota Yamanaka)。積極的に行動することで、お友達の幅を広げ、英語力を伸ばしながら留学生活を充実させていきました!

ラングポーツカップの参加、ご旅行にいらしたお父様からの一言・・・大学を休学して語学留学を検討されている方は、ぜひお読み頂きたい、翔太さんの体験談です。


留学をしようと思ったきっかけ

もともと、小さい頃から留学に興味はあり、漠然と海外で生活してみたいと思っていましたが、塾講師のアルバイトで改めて英語を学び直した際、実際に英語を海外の生活の中で使いたい、生きた英語を学びたいと感じ、留学を決意しました。

また、大学で日本語を学びに来たスウェーデン人とインド人の友人の姿を間近で見ていたことも、留学を後押しした理由の一つになっていたと思います。


ラングポーツで学んだ42週間!


私は、ブリスベンにあるラングポーツという語学学校で42週間学びました。42週間のスタディプランは、下の通りです。


受講クラス 週数
UFO Level 3(一般英語−初中級レベル) 9週間
PET Flexiコース 10週間
UFO Level 4(一般英語−中級レベル) 5週間
TOEIC +コース 5週間
UFO Level 4(一般英語−中級レベル) 5週間
UFO Level 5(一般英語−中上級レベル) 8週間

ラングポーツで印象に残っているクラス−TOEIC+コース


TOEIC+コースでは、最初の週と最終週にリスニングと文法のテストを行うので、自分の英語力(TOEIC力)の伸びを点数として具体的に把握することが出来ました。

授業では文法の解説、速読のコツなどを学ぶほか、前日までの宿題として出された問題を一つ一つ取り上げて解答・解説していきました。

それぞれの問題で4つある選択肢すべてに「なぜその選択肢を選んだのか」「ほかの選択肢はどうして間違いなのか」という根拠が求められます。

クラス内でランダムに当てられながら、自分の選んできた解答とその根拠を挙げていくのが大きな流れでした。

先生が説明するだけの受け身の授業ではなく、生徒同士で話し合ったり、調べてきたことを共有しあったりするので相手に説明する力も自然とついたと思います。

ただの丸つけ作業ではないとても濃い授業で、その分宿題に割く時間は必要ですが、僕も含め、クラスメイトも働きながら受講していたのでやる気さえあれば誰でもレベルアップできる5週間を過ごせると思います!

後半の週ではTOEICのセクションごとに焦点を充て、対策や演習問題を行うのでTOEICの形式にも慣れることができました。

他のクラスとは違い宿題が多い分、共に授業を受けたクラスメイトとはより仲良くなり、いまだにSNS等で連絡を密に取り合っています。

ここで注意なのですが、入学日が決まっているコースには定員があり途中参加、途中抜けはできません。長期留学の場合は、事前にそのコースに行きたいという希望をアカデミックマネージャーに伝え、スケジュールを細かく調整するのは必須です。

私は先生からTOEICコースの早期受講を勧められたのですが、日本から友人が旅行に来る時期と重なり、1週間ホリデーを取ったので、TOEICの開始を5週後の回に遅らせました。そのため、当初予定していたFCE Flexiコースに入る予定がずれて、受講出来なくなってしまいました。
(旧アカデミックマネージャーとはホリデー後もスケジュールの話し合いを重ねて受講できる予定だったのが、新しいアカデミックマネージャーに変わったことで、より厳格に線引きされ、スケジュールがずれたことで許可がおりなかった。)

受講したいコースがある人はホリデーを取る取らないにかかわらず、しっかりマネージャーに意思を伝えること、プランを立てることを強くお勧めします!!!!


ラングポーツで印象に残っているクラス−Level 5(中上級レベル)


Level 5は一般英語コースの中でも上級者コースで、クラスメイトの英語力もとても高かったです。

日本では学ぶことがなかった表現の仕方や微妙に異なるニュアンスの違いを学び、実際に授業内で使ってみたりして、表現の幅がとても広がったと感じています。クラスでは常に笑いが絶えず、お菓子や手作りのクッキーを持参する人や休日にみんなでBBQをしたりと、勉強以外の面でのつながりも強かったです。

Level 4から上のコースでは、コースごとに1~2回のプレゼンテーションを行う週があります。クラスメイトとペアになり(テーマによっては一人で)、与えられたテーマに沿ってスライドや原稿を作り、クラス全体に向けて発表しあいました。発表後はクラスメイト同士でフィードバックを行い、先生からもよかった点、改善点について講評してくれました。

実際に僕が行ったプレゼンテーションは・・・
・地元(熊本)の紹介
・おすすめの旅行プラン(ペルーvsキリバス) ※国はルーレットでランダムに決められた
・自分たちで作るコース料理
・台湾の魅力について

クラスメイトの前で発表すると緊張で言葉に詰まったり、段取りや時間配分がずれたりして悔しい思いをしました。しかし、その都度、的確なアドバイスを先生や友人からもらい、次のプレゼンテーションに生かすことができたと思います。

・選択授業
午後の選択授業では、会話力をつけたくてカンバセーションクラス(会話クラス)を受講し続けました。印象に残っているのは、カンバセーションクラスで勉強をしていた時のチャリティパブナイト(売上金を寄付するスクールパーティ)のチケット販売です。

他のカンバセーションのクラスと対抗で競い合い、午後の選択授業の教室を訪ねて数分間の宣伝を行いました。宣伝のためのポスターや音楽、ダンスなどを工夫し、楽しく活動することが出来ました。


ラングポーツを選んで良かったところ

★先生たちが親身になってくれるところ★

疑問点を質問すると授業中でもしっかりと対応してくれて、次の日改めて解説や、授業で取り上げてくれたり、別途個人的に教えてくれたりしてくれました。

放課後は、アクティビティに参加しない日は自習スペースで復習や宿題をしていることが多かったのですが、その際、教えてもらったことのない先生でも質問受けをしてくれて、熱心に教えてもらいました。

一回しか授業を受けたことのない先生でも、しっかりと名前を憶えていてくれて、単なる生徒ではなく一個人として接してくれたことがとてもうれしかったです。

「新しい家は見つかった?」「インスタのメルボルンの写真どこで撮ったの?」などプライベートな会話や相談が気軽にできる関係を作れました。



★アクティビティが多いところ★

ラングポーツでは、ほぼ毎日アクティビティが行われていました。
平日はピンポン(卓球)やテレビゲーム・ボードゲーム大会、映画鑑賞会やパブナイトなど。

金曜日は午後からローンパイン(動物園 コアラと写真が撮れます!)やトランポリンパーク、サバイバルゲーム場などに少し移動して行うアクティビティが多かったです。

土日はバイロンベイやフレーザーアイランド、スカイダイビング、ホエールウォッチングなど遠出をして参加者みんなでワイワイできる小旅行のアクティビティがメインでした。

アクティビティに参加したことで普段の学校では見られない友人の一面を見ることができ仲を深めるいい機会になりました!

また、最大のイベントとしてラングポーツカップというスポーツマッチがあります。これはブリスベン校とゴールドコースト校が様々な競技で競い合うイベントで、1~2か月前から練習を行います。(参加希望者は受付表にサインするだけ)

言語だけでなく、一緒に体を動かすことでもコミュニケーションがとれるのでクラスや英語力関係なくみんながなかよくなれます!!


ラングポーツで心に残った思い出

★ラングポーツカップ★

(右上のボタンをクリックしていただくと動画を観ることが出来ます。バク転をしているのが翔太さん!)

ラングポーツカップではチアリーディング(実際には応援パフォーマンス)に参加しました。(男子は僕を含めて2人)

曲やダンスの振り付けに至るまですべてをメンバーで話し合いながら決めました。時にはお互いの主張がぶつかり、険悪なムードになることもありましたが、放課後はできるだけ集まって練習を重ねることでチームとしての結束が強まり、最後は抱き合って終わることができました。衝突しながらも何かをやり遂げたという達成感はとても大きかったです。

学生ビザで長期滞在する場合は、必ずラングポーツカップに参加して、スポーツまたはチアで必ず参加することを強くお勧めします!学校での居場所が出来るし、スポーツは言語が出来なくて交流は出来るので、見ているだけではもったいないです!

チアリーディングのフルバージョンはこちら↓




★卒業式★

(右上のボタンをクリックしていただくと動画を観ることが出来ます)

卒業式の際に多くの先生が集まって修了証を授与してくれました。

ラングポーツカップや、アクティビティにたくさん参加したり、先生方ともよく話していたりしたからか通常とは異なり、無茶ぶりのなか、式の司会進行まで経験させてもらえました。
(通常は一人で呼ばれる&アカデミックマネージャーから修了証をもらいます。)


ブリスベンという街に住んでみて


ブリスベンは程よく都会です。古い町並みの中に高層ビルが立ち並ぶ独特なシティの夜景は、一年間いましたが見飽きることはありませんでした!

気候も年間を通して安定していて、パーカーなど上から羽織るものを一枚持っていれば冬でも過ごせます。(現地の人は年中半袖半ズボンの人も多かった 笑)

ゴールドコーストへのアクセスも良く、平日は語学学習、週末はゴールドコーストへ遊びに行くというサイクルはオンオフがしっかり切り替えられてよかったです。シドニー、メルボルン、ケアンズに旅行に行きましたが日本人の割合や観光客がそんなに多くない点、シティの清潔さ(毎晩清掃員と清掃車が通る!)から住むならブリスベンがいいと思います。



ブリスベンでお勧めするところの一つにサウスバンクシネマがあります!

ここでは$5.5~6.5(400~450円)ほどで新作映画が観ることができます!(3Dでも$10ほど)席は事前予約ができないので早い者勝ちなのですが、映画好きの人にはもってこいの場所だと思います!僕は11か月の生活で30本の映画をここで鑑賞しました。



留学をして変わったこと−「表現をするようになった」


今まで別にシャイではなかったのですが、留学を通して「伝えること」の大切さ、「言いたいことをしっかり言う」という意思表示の重要性を再認識しました。

おかしい、違うと思ったことは、取り敢えず言ってみるということが本当に大切です。

多くの場面で自分の意見を伝えないうちにどんどん進んでしまうことがあり、止めてでも自分の意見を言う必要性に直面しました。

自分の中で、会話や話の流れを止めることは悪いことだと思っていたので、止めたことを「ごめんね」と謝ったら、「謝る必要はない、言ってくれてよかったよ」と返され、むしろ意見がない=賛成していると思っていたと伝えられました。

これはシェアハウスのなかでも言えることです。
僕は最初の1カ月間をホームステイで生活し、その後10カ月間、様々なシェアハウスを転々としていました。そこではお互いの文化や常識が違う分、驚かされることはとても多く、そこで感じるストレスを我慢していました。

しかしそのストレスについてルームメイトやシェアメイトに打ち明けたところ「ここはあなたの家でもあるから意見はしっかり共有したい」と言われ、改めてルールを設ける機会を作ることができました。

その際、自分では気づいていない相手が直してほしいと感じていることもあり、伝えることの重要性を身をもって体験しました。


英語が伸びたと感じた瞬間


一年間もいると英語をつかうことが日常になっているので、自分では英語力の伸びについて実感しづらかったです。

しかし、留学して9か月が過ぎたころに父親がブリスベンに遊びに来て、その際、カフェやレストラン、タクシーやホテルの受付で英語を使う自分を見て、「ちゃんと英語でコミュニケーションがとれているんだな。今日の姿を見て、留学に出してほんとよかったと感じた」と言われました。

第三者から言われて初めて、自分がブリスベンで生活できていることに自信が持てました。

また、ヘルメットをつけずに電動スクーターに乗っていて路上で警察官に注意された際、簡単な質問に答えたり状況説明、その法律について知らなかったことを伝えたりしたことがありました。

その際、「留学に来て数か月にしては君の英語はなかなかいいね!」と警察官に最後に褒められたことがあり、注意されたものの、そう言ってもらえて自分の英語力の伸びを感じることができました。

しかし、実のところ肝心の英語力を褒めてくれた部分がなかなか聞き取れず3回ほど聞き返してしまい、やっと聞き取れたところで警察官と爆笑してしまいました!


帰国をして大学に復学


現在は日本に戻り、大学に復学しています。東京にあるシェアハウスにて、様々な外国の人とともに共同生活をしています。

日本語を教える代わりに英語を教えてもらったり、一緒にスポーツ観戦(いまはラグビーワールドカップで盛り上がっています)をしたりして、帰国後も英語環境に身を置いています。

個別の部屋があり、共同のキッチン、トイレ、大浴場、プレイルームなどがあり、寮のような環境です。国籍はアメリカ、インド、タイ、中国、フランスなど様々です。

今後も学んだ英語を少しでも生かしていけるよう、積極的に英語を使うようにしていくつもりです!