2012年8月6日

MRT(Migration Review Tribunal)とは

学生ビザや永住権ビザの申請が却下された場合、その後移民局は今回申請したビザについて、一切質問を受け付けてくれません。その為、ビザ却下に不服があるとした場合、再審査機関に再審査依頼することになります。この依頼先の名称が、MRT(Migration Review Tribunal)と呼ばれる、移民再審裁判所です。

例えば学生ビザがキャンセルされたあと、再審査を依頼し、MRTが「移民局の判断は間違っていた。あなたに学生ビザを発給します」という結果がでれば、通常の学生ビザを取得したと同じように、引き続き修学できます。

しかし、MRTも同じく「移民局の判断は正しい、あなたに学生ビザは発給できない」という結果が出た場合は、残念ながらそれ以外の方法でビザ申請に意義を申し立てることはできません。就学中であっても、移民局の定める日付までに、国外退去する必要があります。

いずれにせよ、「MRTを利用する機会がある」=「自分はビザの条件で、結構大変な条件にある」と考えた方がいいでしょう。

例外として、ビザを却下された理由が移民局担当官の、明らかな法的なミスである場合(申請内容を読み間違えた等)は、移民局へ直接訪れ説得をすることも可能ですが、本当に例外中の例外と考えたほうが良いです。

MRTの申請費用


申請費用は1540ドルかかります。再審査後も結果が覆られない場合(申請者の理由が認められない)、返金は一切ありませんが、再審査の結果で申請者の理由が認められれば、半額の770ドルが返金されます。


MRTに再審査を依頼するメリット


MRTに持ち込んだ案件のうち、現在は40%前後の確率で申請者が勝訴しています。これがもし、10-20%であれば、申請に躊躇することは多いと思いますが、一定以上の勝率がある点は期待がもてます。つまりは、移民局もミスが多いということですが・・・


MRTに再審査を依頼するデメリット


MRTには、移民局の申請フォームのような「定型フォーム」が用意されていません。その為、MRTへの資料作成などから、用意する書類の準備まで、全て自分で行わなければなりません。当社でも、これまでに数名の方のMRT再審査に関する、アドバイスをさせていただきましたが、実はこの作業。かなりの労力です。

その為、ビザコンサルタント等に依頼し、書類作成の手伝いをお願いする留学生も少なくありませんし、当社としても、ビザコンサルタントへのご相談をオススメしています。


MRTの査定結果がでるまで


MRTの再審査には相当な時間がかかります。当社でお手伝いさせていただいた留学生で、最長で2年間。短くても1年間でした。


MRTに再審請求出来る場所


原則、再審請求はオーストラリア国内にいる際、申請できるものなので、オーストラリア国外から申請しているビザの場合、再審請求ができません。


MRTが必要になるということは?


つまりは、ビザについて理解できていなため、ビザが却下されています。自分の申請するビザ条件をきちんと理解せずに個人で手続きを進めてしまい、ビザがキャンセルされた留学生は少なくありません。この中には学生ビザ申請後、学校に通わず出席率が大幅にしたまわってしまった留学生もいれば、申請書類の不備、移民局からのメールを無視し続けて最終的に却下されたという方もいました。

オーストラリアのビザは、年々申請方法がわかりやすくなっています。オンラインで簡単にビザ申請画面が進められるようになった点も、1つの原因かもしれませんが、オーストラリアに留学するためには、どんな短期間であればビザが必要です。これからビザを申請する予定の方は、今一度自分の申請するビザ条件を確認しましょう。