【体験談】自分のやり続けている事を信じて続けて下さい!初中級からケンブリッジCAE合格!

梅田健太郎さん 2018年6月14日


大学を一年間休学し、ブリスベンにあるブラウンズ・イングリッシュ・ランゲージ・スクール(ブリスベン校)へご通学さた、梅田健太郎さん(Mr.Kentaro Umeda)。

諦めずコツコツ勉強をしていき、初中級レベルからケンブリッジ英語検定CAE合格!

渡航前の英語力は、TOEIC455点。ケンブリッジCAE合格は、オーストラリアの大学・大学院に進学をすることが出来る英語レベルなので、どのくらい英語力を伸ばすことが出来たか分かるかと思います。

そんなKentaroさんの留学体験談です!

写真は、1番最初のPre- Intermediate(初中級)レベルとFCEコースでも担当して下さったシャリーン先生。いつも健太郎さんのことを気にかけてくれ、シャリーン先生とよく話して、その都度英語の訂正を行ってもらったそうです!


ブラウンズでの受講コースと英語力比較!

留学前の英語力:TOEIC455点
留学後8ヶ月目の英語力:TOEIC805点
留学後(12ヶ月)の英語力:ケンブリッジCAE合格

一般英語(初中級)8週間→一般英語(中級)6週間→EAP3 10週間→ケンブリッジFCE対策コース12週間→一般英語(上級)4週間→ケンブリッジCAE対策コース受講10週間

その中でも、英語力が伸びたと感じる3つのコースに関してお話をしたいと思います。


英語力が伸びたと感じたEAPコース!

EAP(進学英語)コースの授業内容は、主にライティング、スピーキングに重点を置いたコースでした。

文法に関してはほとんどと言っていいほど勉強しませんでしたが、授業内での様々なトピック(ジェンダーバイアス、環境問題、テクノロジーetc)でのディスカッション(2人1組)の多さに慣れていくうちに、英語で意見を言うことへの躊躇や恥ずかしさがなくなっていき、自分の英語力に自信をつけることができました。

リスニングに関しては、一般英語コースにいた頃は聞く事のなかったTED TALKを扱い、よりアカデミックな英語に慣れていきました。もちろんトピックは毎週変わります。

一緒に勉強をした国籍:コロンビア2人、ベネズエラ1人、韓国3人、トルコ1人、タイ1人、日本3人 合計11人

一般英語コースはキャンパスのLevel1(日本で言う2階)で行われますが、EAPコース、IELTS、ケンブリッジコースはLevel 4(日本で言う5階)で授業が行われます。

賑やかという点ではどちらも雰囲気は一緒でしたが、生徒同士の会話のレベルや先生たちの母国語を喋る生徒への注意、授業後の自習している生徒の割合は圧倒的にレベル4が多いという印象は強かったです。


通過点となったFCEコース!


FCEコースの授業内容比率は、グラマー60%、ライティング20%、リスニング15%、スピーキング5%が正直な数字でした。FCEコースでは、文法基礎のまとめを主軸として授業が展開され、週に2、3回リスニング、ライティング、スピーキングの時間が確保されていました。

文法に関しては基礎のまとめと言っても、勿論応用的な使い方も習うのでそこはしっかりと勉強することが出来ました。

ライティングはエッセイ、手紙、レビュー、レポートの書式、語彙を授業内で教わり、宿題が出され、先生の添削という流れでスキルを上げていきました。

リスニング、スピーキングでは本番形式の問題にどのようなアプローチで解いていくか、話していくかについて教わり、問題形式に慣れていきました。

一緒に勉強をした国籍:コロンビア6人、ブラジル3人、日本2人、モンゴル1人、韓国1人  合計 13人

FCEコースをお勧めする理由としては、一般英語コースと比べると難易度が明らかに違うからです。勿論生徒たちのモチベーションも高いため、お互いを高め合い、英語の伸びを大きく感じることができると思います。また留学の集大成としてこのコースを受講し、合格することができれば大きな達成感を得ることができると思います。


とっても苦労をしたCAEコース


1年間の留学の中で一番苦労をしたのは、ケンブリッジCAEコースです。

宿題の量はしっかりとやろうと思ったら、4時間 。学校が終わったら、20時までサウスバンクの図書館で勉強。そして、家に帰ってご飯を食べ、また宿題。寝て、起きて学校。こんな感じのサイクルで10週間過ごしました。

FCEコースとのギャップは予想以上にあり、回答時にリスニングのスペル間違いをしてはいけないという難題からスタート。リスニングは、一人のスピーカーの話を聞いて、どの2つの話題が合っているか? を選択。残念ながら、間接的に会話が繰り返されているので、回答を選択する際もどれを選択したら良いのか分からない・・。リーディング・Use of English(文法)は、語彙力がない、読むのが遅く、最初はコテンパにやられました、、。

ただ、宿題をきちんとこなしていったら成績は伸びていたので、模擬試験の結果は、回を重ねる毎に良くなっていきました。特に、リーディングは、止まらないで読んで、回答 。何を間違っていたか?確認。 分からない単語を調べ、 もう一度回答。 2、3回は一つの文章を読むことで速読力をつけていきました。

一緒に勉強をした国籍: ポーランド、ブラジル、コロンビア、日本、スペイン (最初13人クラスメイトがいましたが、最終的には8人となりました)


なかなか伸びが感じられず苦しんだときもありました

CAE、5週目と6週目。伸びを感じることが出来ず、「他の人より努力している」自信はあったのに、どうして駄目なんだろうと考えてしまい、宿題が全く出来ない時期がありました。「コースを辞めたい」と先生に相談もしました。すると、入学当初の1番最初のテストの結果を持ってきてくれ、「こんなにも伸びているから、諦めるな。コース辞めるな」と。

このときの自分は、周りと比較をしてしまって、落ち込んでしまったように感じます。というのも、ヨーロッパからの学生たちは、勉強しなくても高得点を取ることが出来ているように感じたからです 。

自分のレベルも上がっていけば、クラスも上がりそれに連れてクラスメイトのレベルもどんどん上がっていきます。オーストラリア滞在が長くなれば自分の自信もついてきますが、(来豪してそれほど月日が経ってなくても)英語ができるクラスメイトよりもテストで低い点を取ると、自分のやってきたことに疑問を感じますが、人のバックグラウンドは気にせず自分のやってきたことに誇りを持って、周りのハイレベルな仲間達と競い合って下さい。

その過程で英語力は着実に伸び続けますし何よりテストでクラスメイトよりも良い点を取れた時は、すごい気持ちいいです。どんな状況でも高い競争心は失わないようにして下さい。


留学中もう少し頑張れば良かったなと感じたこと


Meetupというコミュニティグループに参加しました。私が参加したのは、ランゲージエクスチェンジでオーストラリア人で日本語を勉強したい人、日本人は英語を勉強したい人が参加していました。

ただ、このような類のランゲージエクスチェンジは、男は需要がないなと感じました笑。他のコミュニティにも行ってみましたが、ちょっと物足りない気がしました。

そのため、ちょっと場所を変えてみて、ビリヤードをやっていたら現地の人とやることになり、友達が作れることもありました。そのほかにもバーで飲んでいたり、お隣さん等々。家で勉強することも大事ですが、外に出て新しいことをやってみると新しい出会いがあるかもしれません。


留学地としてのブリスベン


娯楽施設や遊ぶ場所もわりと限られていますが、シティやその近辺にはかなり大きめの図書館があったため、勉強に集中することができました。

ブリスベンは自然が綺麗な街で、川辺沿いや、ボタニックガーデンの景色を見ながら散歩するのもいい気分転換になりました。遠出して遊びたいときには、ゴールドコースト、フレーザーアイランド、モートンアイランドなどがあり、一度は訪れることをお勧めします。どれも日本にはないであろう景色です。


留学を考えている方へのアドバイス


留学初期に日本人との会話をキッパリと絶つのも立派ですが、私自身それをして感じたことは日本人のコミュニティも情報収集や友達の輪(日本人に限らず)を広げるには極めて重要です。何も知らない土地で一人で生きていくのはとても大変なことです。英語がうまく扱えないうちは尚更です。

また、趣味でスポーツや音楽をやっている人は、そのコミュニティーを見つけることをお勧めします。共通の趣味を持っている友達を作ればその輪も広がると思います。
英語の勉強は何度も嫌になると思いますし、実力の伸びを感じることが難しい時期も出てくると思います。

それでも自分のやり続けている事を信じて続けて下さい。結果は最後についてきます。たとえ、その結果が自分の満足いかないものでも、その努力してきた過程は今後の人生において一番といってもいいほどの経験になっていると思います。

自分を信じて勉強を続けていたら、最後はケンブリッジCAE合格!というおまけが付いてきました。渡航をすれば英語力が伸びると勘違いしていましたが、最後は結果を出すことが出来て本当にホッとしています。