【体験談】4月から地元で高校英語教諭!留学から教員採用試験合格までの道のり

田代伸子さん 2017年3月24日


田代伸子(Ms Nobuko Tashiro)さん。

今年度、地元千葉の教員採用試験にて高校英語教諭枠で合格!

4月からは英語の楽しさを伝える、英語教諭として勤務を開始します。

一年間の語学留学を経て合格を手に入れた伸子さんに、留学をどのように採用試験に生かすことが出来たかお話頂きました。


留学を採用試験で生かせたと思うこと


私の受験した自治体には、試験内容に個人面接と模擬授業があるのですが、主にこの2つに留学経験が生かせたと思います。

個人面接では、志願票をもとに質問されたのですが、ボランティア活動の欄に「G20首脳会議でのボランティアスタッフ」「カラーランでの補助」など語学学校が紹介してくれ参加したものを書いたところ、それに関連する内容を質問されました。

実際に自分が参加し良い経験となった印象深い出来事だったので、あの頃を思い出しながらリラックスして答えることができました。

また模擬授業では留学中に取得した「Diploma of TESOL」が大いに役立ちました。

授業の導入、展開(時間は6分なのでここまで)に自分がTESOLコースで学んだことを取り入れ、思いっきり模擬授業を楽しむことができました。

相手に伝わるように、分かりやすい英語とスピード、ジェスチャーや板書等を意識して取り組みました。

コース中に何度も模擬授業をしたあの経験が、授業を楽しむことと度胸を与えてくれました。本当に受講して良かったと思っています。


TESOLコースを受講したことで英語での授業の運び方が身についたこと、留学中に英語力が向上したこと、世界観が広がったことを採用試験に生かせことで教員採用試験、高校枠に合格出来たと思っています。

TESOLでは何回もレッスンプランを作ります。もちろんすべて英語です。

今まで授業案は日本語で作ってきたので最初は戸惑いましたが、学習指導要領に明記されているようにこれからは「英語の授業は英語で行う」時代です。

そのため、すごくいい訓練となりました。

採用試験では、模擬授業のほかにALTとのチームティーチングもあったのですが、一緒に相談しながらプランを作成しました。

英語でプランを作成するときや役割の相談など、TESOLで慣れていたので普段通りに行うことができました。

現役学生ではなかなかそういった機会はないので、留学していて本当に良かったと思いました。

しかも、教員ではそういった役割設定、プランの相談は日常的に起こることなので、より現場を意識するきっかけにもなりました。

さらに実技として英語面接もあるのですが、その際も留学での経験は役に立ちました。

試験前に海外の友人達に面接の練習を見てもらったおかげでスムーズに受け答えができましたし、普段から英語を使っているので話すことに抵抗がなかったからです。

そういった関係性も生かすことが出来、狭き門も突破することができました。


こんなところで留学経験が生きています!


英語を話すことと海外の人と繋がることに抵抗がなくなったこと、そして後輩支援です。

たとえば通学でよく駅で困っている海外旅行者を見かけます。

そのときはこちらから話しかけ、手助けをするようにしています。

それは自分が同じく海外で助けられてきたからです。せっかく得た英語をこんなときに使わないでどうする!と自分に喝を入れて積極的に話しかけちゃいますね。(笑)

そうすると相手はすごく喜んでくれるし、この間は偶然留学先のブリスベンからきた人と仲良くなってFacebookも交換したりしました。

日本を案内したりいろんな魅力を自分から伝えるようにもしていますが、逆に彼らから日本の魅力を教えられたりしますのでそういった交流をしていくのは楽しいです。

「自分から積極的に!」ということも留学から得たことの一つですね。

また、今は大学で留学支援を行う団体で相談員もしています。

オーストラリアは人気の渡航先の一つなので、相談してくる後輩は多いです。

そんなときに、自分の経験を語り彼らの留学に役立っていると思うと本当に光栄です。

何人かはすでにオーストラリアに旅立っていてFacebookで楽しそうな写真を見ると嬉しくなります。

こうやって自分の留学が後輩にも受け継がれると留学して良かったと感じます。


英語力維持のためにこんな努力をしています!


日常的に英語を使うようにしています。

留学で知り合った友人とメッセージやSkypeで頻繁にやりとりしたり、大学のEnglish conversationやオフ会に参加したり、洋書を読んだりして英語から離れないようにしています。

また塾で英語も教えています。(教え方や文法もおさらいできるのでオススメです!)


今後の目標


目標は「英語を通してグローバルに通用することが出来る人を育成すること」です。

それが大きな目標ですが、わかりやすくいうと・・

「楽しくわかりやすい授業をする」
「英語のよさ、世界中の人と繋がる良さを知ってもらう」
「人種や様々な違いを乗り越え理解する人になって欲しい」
「なんでもチャレンジして欲しい」

という願いを持って指導にあたりたいと思います。

今後は夢だった高校教師になるわけですが、私自身も常に勉強しながら成長し、色々な道も考えていきたいと思っています。

いつかはオーストラリアや違う国で人材育成や留学支援など人と人の縁を結ぶお手伝いもしてみたいです。

まずは高校教師としてふるさと千葉で精一杯生徒のために頑張ります!!

以上、留学で人生が変わった私でした。

スタッフより


動画体験談を頂いた時にお話下さった夢をカタチにした伸子さん。
4月から大変なこともあるかと思いますが、英語教諭としてのご活躍を期待しております!