【体験談】医療英語を学びたい!シドニーで第二の家族とも出会えました

片上亜弥さん 2016年9月27日

オーストラリア留学をしようと思われた理由について教えて下さい。


小学生の頃から、英語が大好きで、短期留学を数回経験していました。
日本で救命救急看護師をしていて、外国人の患者さんが入院されて来た際に、簡単な会話などは出来たのですが、英語で症状を尋ねたり、病名など医療についての説明をする事が難しく、医療英語を学びたいと思ったことが長期留学のきっかけでした。


今回の留学の目標はなんでしたか?

1年間のリフレッシュとスピーキングの力を伸ばすこと、医療英語をしっかり勉強することを目標としていました。
英語環境に身を置いて海外生活をしてみたいと思い、IELTSのスコアやケンブリッジ検定へのチャレンジなどは最初はあまり考えてはおらず、今思えば行きたい!という気持ちに正直に行動しました。


シドニーカレッジオブイングリッシュ(SCE)の各英語コースについて教えてください。


一般英語コースではIntemediate(中級)レベルからのスタートでした。
入学時の自身の英語力によってクラス分けがあります。入ったクラスで難しいと感じたら先生に相談してクラスを変更できますが少し難しいかなと思うくらいの方が勉強になると思います。
先生によって授業スタイルやアクセントもかなり違いますが、色々動いたりグループやペアワークなど和気藹々とした授業です。
4週間に1回テスト(リーディング、ライティング、スピーキング)があり、その結果をみて翌月のクラス替えがあります。

医療英語(EHP1、EHP2)は、一般英語コースの午後の選択授業で受講です。
このクラスでは母国で看護師、研修医、医者(心臓血管外科)、GP(一般開業医)などのキャリアを持つクラスメートでした。
基本的には教科書に沿って先生が授業を進めていきますが、医療ドラマや、Youbuteも使いながら単語の聞き取りといった授業もありました。

EHP1のレベルでは基本的な医療英語、例えば血圧、脈拍、体の部位などで、看護師と患者役に分かれてのロールプレイもし、医療会話の流れを学びます。

EHP2レベルでは、より専門的になり、ユニットも循環器、神経系、眼科、精神科というように分かれ、プレゼンテーションもあり、私は英語のリサーチサイトで調べ子宮外妊娠について5分〜10分のプレゼンをしました。

このコースを受講している学生は、医療英語を学びたい、という明確な意思を持っているのでとにかく真剣で、授業を休むということもありません。





OET試験対策コースは8週間で完結するコースで、ひたすら過去問題を練習します。
文法はできて当たり前、というレベルで文法についての授業はほとんどありません。
単語も医療英語コース(EHP)と比べ格段に難易度が上がりました。

ケンブリッジFCEでは文法とボキャブラリーをしっかり基礎から鍛えられました。
OETの試験対策と違い、日常のコミュニケーション力を上げることを主眼としたコースで、話す、コミュニケーション力を上げる、という私のゴールにより近づくことができ、受講して本当に良かったです!
先生は、質問にもきちんと答えてくれ、授業の準備もしっかりとされていて、毎日退屈することなく授業を受けられました。
先生が毎日トピックを提示してくれ、10分間生徒同士でフリートークをしその内容も先生がしっかりチェック、フォローしてくれる点も、スピーキングを伸ばしたかった自分にとってもとてもプラスになり、自信に繋がっていきました。
ホストファミリーに「前よりももっと話せるようになったね!」と言われた一言が嬉しく、それがさらに英語をもっとできるようになろう!というように良いサイクルになっていきました。


英語力にどのような変化がありましたか?

友人と冗談を言い合ったり本や映画、テレビなどを100%ではないですが字幕無しで見る事が出来るようになりました。
ホストシスターとはBBCのシャーロックホームズのテレビシリーズをいつも一緒に見ていて、だんだんと理解度が深まっているのも実感できるようになりました。

また、今までは分からないことがあった時に、萎縮してしまい、聞き返す事が出来なかったのですが、今では良い意味で図々しくなり、遠慮なくどんどん聞き返すことが出来るようになりました(笑)。


英語力アップで大変だったことは何でしょう、それをどうやって頑張ってきましたか?

やはり1番大変だったのはスピーキングです。どうしても頭で先に文法を考えてしまい即座に返答が出来ませんでしたが、積極的に会話に参加したりその日の出来事をホストファミリーに話すように心がけました。
また毎日英語で日記をつける事はライティングにはとても良い練習にもなりましたし、その内容を翌日の会話で活かすこともできました。
英語力をあげなきゃ!というあせりなどはなく、留学前にとにかく大好きな英語を1年間勉強する!とコミットしていたので日々の勉強がとにかく楽しくてたまりませんでした。


お休みの日などはどのように過ごされましたか?



友人やホストファミリーと映画を見に行ったり、ショッピングやご飯を食べに行ったりしています。たまに2時間ぐらいかけて遠出をし、パームビーチ、ホウェールビーチやポートスティーブンスへ行ったりしました。英語をしっかり頑張った分、休みの日にはリラックスです!


シドニー留学で最も思い出に残るエピソードを教えてください。


オーストラリアでのホストファミリーとの出会いです。
家族の団欒にも本当に家族の一人としてとして加えてくれて、クリスマスや誕生日などのイベントを一緒に過ごしたり、毎日、話す時間もしっかりとありました。
何よりも嬉しかったのは『私達はあなたの家族だから、何でも言いなさい。またオーストラリアに来るときは必ずお家に泊まりなさい。日本に帰っても連絡を取り合おうね』と言ってくれた事です。


オーストラリアで得られたこと、身についたこと、成長できた点はどのようなところでしょうか



タイ、韓国、台湾、中国、マレーシア、フィリピン、ブラジル、スペイン、イタリア、フランス、アルゼンチン、チリ、ドイツ・・など本当に世界各国の国籍豊かな友人がたくさん出来ました。

国が違えば考え方や感じ方が違うため、ブラジル人のボディタッチが普通という感覚や、自己主張の激しさに戸惑い、時にはぶつかることもありましたが色々な文化を体感し、どうやったら理解してもらえるか、また相手を理解できるかを周りとのコミュニケーションで学ぶ事ができました。


今後の予定、将来の目標やチャレンジしてみたいことについて教えてください

2017年にはワーキングホリデービザを取得しオーストラリアに再度戻る予定です。
オーストラリアでの正看護師資格取得も目指そうかな、と思い始めていてOETの勉強を継続し試験を受ける事ができたらと考えています。


オーストラリアへ留学を考えている方へメッセージ、アドバイスをお願いします。

シドニーは物価は少し高いですが人柄や治安、気候も良くビーチも沢山あり学校だけでなく休みの日も満喫できます。
また韓国料理やタイ料理など多国籍でカジュアルでお手頃な価格で楽しめるレストランもたくさんあり、もちろん日本食レストランもたくさんあるので、食事に困る事もありません。
言葉が通じなくても仲良くなれるし、オーストラリアは本当に住みやすい国です。
住んでみて分かる良さがあるので、少しでも留学したいなと思っているのなら絶対に留学をオススメします!たくさんの事を経験出来ると思います。


スタッフより

約1年の語学留学を終えられた亜弥さん。
ご帰国間際にケンブリッジFCE検定の結果発表となり、見事合格を手にされました!
おめでとうございます。
好きな英語を学ぶことにに全力を尽くし、大切な第二の家族とも出会えて笑顔いっぱいの亜弥さんの姿が印象的です。
来年ワーキングホリデーでまたシドニーへ戻ってこられるのを今から楽しみにしています。